2005年7月 かっぱ愛の劇場




2005年07月14日

ある日のことです。
部長その1 「あれっ、店長が本を読むなんて
        珍しいね。」

店長  「いやー実はね、明日デートなんだ。
      だからね・・・・」



2005年07月14日

店長、読んでる本をみんなに見せました。
部長その1 「なになに、もてるかっぱの本!

部長その2 「なるほど、これでデートを成功させようと
        いうわけだね。

店長  「私、勝負かけます!」

どうやら店長は本気のようです。



2005年07月14日

店長のデートの現場です。
今日は店長デートです。
お相手はリスのチャッピーです。
湖が見えるベンチに2人でこしかけました。

店長    「チャッピーさんはどんなかっぱが
       好みですか?」

チャッピー 「どっちかと言うと背の高いかっぱが
        好きかなー」

店長   「がーん!」

店長   「チャッピーさん、私きっと背の高いりっぱな
      かっぱになって戻ってきます。それまで
      待っていてください。」

そういうと店長は一目散にかけ去っていきました。



2005年07月14日

店長はみんなに相談しました。
店長   「そういうわけでみんな背を伸ばすの
      手伝ってよ。」

部長その2 「そんなこと言われてもなー
        どうやって背を伸ばすの?」

部長その1 「とりあえず引っ張ってみようよ。」



2005年07月14日

とりあえず店長を引っ張ります。
部長達 「おーえす、おーえす」

店長  「いててて、お皿がとれるー」

部長その2 「おーえす、おーえす。ちょっとぐらい
        がまん、がまん。」

部長その1 「おーえす、おーえす。なんか背を
        伸ばすと言うよりもかっぱ綱引きだね。」



2005年07月14日

背の高さを測ってみました。
店長  「どう?どのくらい背が伸びた?」

部長その2 「全然かわってないよー。」

店長  「が、がーん。こんなに苦しい思い
     したのにー・・・」

部長その1 「もうこうなったら神頼みしか
        ないかもね。」



2005年07月14日

かっぱ神社です。
店長はかっぱ神社にお参りに行きました。

店長 「かっぱ神様、どうぞ哀れなかっぱを
    お救い下さい。1きゅうりとは言いません。
    せめて0.5きゅうり背を伸ばしてください。」

しつこいようですがきゅうりとはかっぱ世界での
長さの単位です。身長なんかもきゅうりで
あらわします。重さの単位は皿です。



2005年07月14日

その日の夜のことです。
眠りについた店長の枕元に
かっぱ神様が現われました。

かっぱ神様 「こりゃ店長。お前の願い
        確かに聞いたぞ。」

部長その2 「それにしてもこんな夜中まで
        働かせるなんてかっぱ使いの荒い
        神様だなー」

部長その1 「ぐう、ぐう」

かっぱ神様 「こりゃ、寝るな!バイト料払わんぞ!」

かっぱ神様は前に出てきた家宝の皿に
よく似ていますがちがうんです。
皿に神様が宿っているんです・・・

そして次の日の朝・・・・



2005年07月14日

次の日の朝のことです。
店長が目が覚めて恐る恐る足元を見ますと
なんと!足が布団から0.5きゅうり
はみ出しています。

店長 「やったー!神様が身長を0.5きゅうり
     伸ばしてくれたんだー!」

喜び勇んで跳ね起きました。



2005年07月14日

喜んで跳ね起きた店長。
店長はなんと布団を横にして寝ていましたとさ。

←マウスポインターを画面に乗せると店長の
  起きた様子が見られます。

どんとはれ。



2005年07月14日

おまけ
係長 「店長、かっぱ神様に願かけしたんだって?」

部長その1 「うん、だけどききめなかったみたい。」

係長  「だってかっぱ神様って願い事は聞くけど
     聞くだけでかなえてくれないだめ神様だよ。」

部長その2 「じゃあ僕らのバイト代は・・・」

係長 「そんな神様だからお賽銭も集まらないってさ。」

部長達  「とほほほ・・・」






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