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部長その1 「あれっ、店長が本を読むなんて
珍しいね。」
店長 「いやー実はね、明日デートなんだ。
だからね・・・・」 |
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部長その1 「なになに、もてるかっぱの本!」
部長その2 「なるほど、これでデートを成功させようと
いうわけだね。
店長 「私、勝負かけます!」
どうやら店長は本気のようです。 |
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今日は店長デートです。
お相手はリスのチャッピーです。
湖が見えるベンチに2人でこしかけました。
店長 「チャッピーさんはどんなかっぱが
好みですか?」
チャッピー 「どっちかと言うと背の高いかっぱが
好きかなー」
店長 「がーん!」
店長 「チャッピーさん、私きっと背の高いりっぱな
かっぱになって戻ってきます。それまで
待っていてください。」
そういうと店長は一目散にかけ去っていきました。 |
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店長 「そういうわけでみんな背を伸ばすの
手伝ってよ。」
部長その2 「そんなこと言われてもなー
どうやって背を伸ばすの?」
部長その1 「とりあえず引っ張ってみようよ。」 |
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部長達 「おーえす、おーえす」
店長 「いててて、お皿がとれるー」
部長その2 「おーえす、おーえす。ちょっとぐらい
がまん、がまん。」
部長その1 「おーえす、おーえす。なんか背を
伸ばすと言うよりもかっぱ綱引きだね。」 |
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店長 「どう?どのくらい背が伸びた?」
部長その2 「全然かわってないよー。」
店長 「が、がーん。こんなに苦しい思い
したのにー・・・」
部長その1 「もうこうなったら神頼みしか
ないかもね。」 |
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店長はかっぱ神社にお参りに行きました。
店長 「かっぱ神様、どうぞ哀れなかっぱを
お救い下さい。1きゅうりとは言いません。
せめて0.5きゅうり背を伸ばしてください。」
しつこいようですがきゅうりとはかっぱ世界での
長さの単位です。身長なんかもきゅうりで
あらわします。重さの単位は皿です。 |
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眠りについた店長の枕元に
かっぱ神様が現われました。
かっぱ神様 「こりゃ店長。お前の願い
確かに聞いたぞ。」
部長その2 「それにしてもこんな夜中まで
働かせるなんてかっぱ使いの荒い
神様だなー」
部長その1 「ぐう、ぐう」
かっぱ神様 「こりゃ、寝るな!バイト料払わんぞ!」
かっぱ神様は前に出てきた家宝の皿に
よく似ていますがちがうんです。
皿に神様が宿っているんです・・・
そして次の日の朝・・・・ |
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店長が目が覚めて恐る恐る足元を見ますと
なんと!足が布団から0.5きゅうり
はみ出しています。
店長 「やったー!神様が身長を0.5きゅうり
伸ばしてくれたんだー!」
喜び勇んで跳ね起きました。 |
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店長はなんと布団を横にして寝ていましたとさ。
←マウスポインターを画面に乗せると店長の
起きた様子が見られます。
どんとはれ。 |
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係長 「店長、かっぱ神様に願かけしたんだって?」
部長その1 「うん、だけどききめなかったみたい。」
係長 「だってかっぱ神様って願い事は聞くけど
聞くだけでかなえてくれないだめ神様だよ。」
部長その2 「じゃあ僕らのバイト代は・・・」
係長 「そんな神様だからお賽銭も集まらないってさ。」
部長達 「とほほほ・・・」 |
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