
痔核hemorrhoid, pile(イボ痔) 裂肛anal fissure(切れ痔)K602 痔瘻anal fistula(あな痔) K603 脱肛anal prolapse K622 |
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発症のしやすい人は妊娠の晩期、また分娩時、仕事などで長時間椅子に腰掛ける、立ち仕事などでも肛門に負担がかかる場合などでもあります。 ■症状: 内痔核の症状は主に痔の部分が肛門より外に出る事(脱出)と出血があります。 出血は排便時に肛門ににじむ程度から滴り落ちるほどになったり、さらには常時起こるようになる場合もあります。 そうなると当然肛門が不快な湿り感や異物感、痒み、出血が長びいてくると貧血なども見られます。 痛みは特に感じないのが特徴ですが、内外痔核に進展すると痛みも感じます。 ■診断: 指診だけでは肛門管内部の痔核であることを診断しにくいですので、肛門鏡や排便時の診察なども行いながら診断します。 脱出の程度は4段階に分類されています。 一期:脱出は無いが出血を見る。 二期:排便時に脱出を見るが再び肛門内に戻る。 三期:排便時の脱出があると手で戻さないかぎりそのままである。 四期:排便時だけでなくても容易に脱出したままになる。 ■治療: 先ず先決されるのは薬による治療で、痔があるからと言って必ずしも手術で切り取るわけではなく、保存的な療法が用いられます。 経口の服用薬もありますが、主体は坐薬(ざやく)*や軟膏が用いられています。薬種では痔静脈の血流改善や抗炎症剤や緩下剤を用います。(座薬と書く場合もあります) 経口剤では次の薬剤が使用されています。 トリベノシドtribenoside(製品名:ヘモクロン)。静脈血管叢エキス(ヘモリンガル)。 メリロ-トエキス(タカベンス、エスベリン、サーカネッテン、ヘモナーゼ)。 坐薬・軟膏は次のものがあります。 ロートエキスタンニン酸scopolia extract and tannic acid(ロートエキス・タンニン、ルブリテックス、ボラザG、ボラギノールN、大腸菌死菌製剤(ポステリザン、ヂーノン)大腸菌死菌・ヒドロコルチゾン(強力ポリステザン、ポリステザンF、ヘルミチンS坐剤、プロクトセディル、ネリプロクト。 手術を行うべきかの見極めや方法は病院側とよく相談するとよいでしょう。 脱出が第三期や四期に達すると共に出血が難治性であれば望ましいでしょう。 一般的手術としては脊椎麻酔を施行して痔核を切り取ります。 1970年前まではホワイトヘッド法が用いられていて、痔核とその周囲も切り取っていましたが排便などの機能面でも問題が残り現在では用いられなくなりました。 他にもいろいろな切除縫合法や結紮療法(けっさつりょうほう)、 レーザー、赤外線、電流などで内痔核を焼き切る方法もあります。
本格的手術の場合、最低数日間の入院が必要ですが、
他にも外来で局部麻酔による簡易な外科的治療もあります。 それで外科的な治療方法はさまざまですが、どの病院の医師も全てのやり方に熟練しているわけでもなく、また全ての治療を行っているわけでもありませんので、よく相談すべきでしょう。若し患者の側に治療法に拘りがあれば転院など、病院を選ぶことも視野に含めなければなりません。
●裂肛(れっこう)anal fissure(切れ痔)
■症状:
■治療: ●痔瘻(じろう)anal fistula(あな痔) ■概要: 痔瘻とはいわゆる瘻管(通り道)が肛門周辺に出来る病気で、 肛門の小窩に細菌が侵入後、肛門導管や肛門腺に感染しますが、この肛門小窩を原発口(一次口)、そして 内肛門括約筋と外肛門括約筋付近で膿が溜まる状態の炎症性硬結を原発巣、そして瘻管が伸びて行き、 最後の皮膚への出口を二次口と呼んでいます。 その瘻管の通り道は不規則的であり様々です。 また、 痔瘻は直腸肛門周囲膿瘍*との因果関係が深く、病期が異なる同一疾患とみなす場合もあります。 *直腸肛門周囲膿瘍periproctal abcess:肛門の外の皮膚周囲ではなくその内側の膿瘍。 痔瘻の場合同様な感染経路をたどって発病します。起因菌のほとんどは大腸菌。 膿の溜まる場所は様々で下図の殆どの部位に出来ます。 症状は肛門の激痛、腫脹、熱感、膿が皮膚に近いほど肛門周囲を手で触ってもしこりを感じます。 巨大化すると10cm以上にもなります。治療は切開排膿をした上で痔瘻に対する根治術も必要になります。
■症状:
■治療: ●脱肛(だっこう)anal prolapse ■概要」 脱肛とは肛門管内にある肛門粘膜や内痔核が肛門管外に脱転してしまったことですが、どの部分が脱出したことまでを言うかは、各医療機関によって区別方法に若干の違いがあるかもしれません。 ひとつの顕著な例では嵌頓痔核(かんとんじかく)があり、肛門全体が腫れ上がってしこりのようになることを言います。 嵌頓痔核では痔核の中に血栓が出来、疼痛を覚えます。 また直腸脱ですと直腸全体が裏返るように、直腸壁が肛門から脱出する場合もありますが、 その場合5cmから2,30cmの長さに及びます。
■症状:
■治療:
疣痔」blind piles 裂肛:anal fissure 脱肛:anus prolapse;proctoptoma 肛門:anus 排泄:deferent 括約筋:sphincter 膿瘍:abscess 粘膜:mucous membranes 痔瘻:anal fistula |