
突発性内耳障害・突発性難聴sudden deafness |
|---|
|
■原因:
・突発難聴として明らかにされている原因としては次のものがあげられています。
これらに明確に該当しない不明なものを突発性難聴としていますが、原因が不確かであっても 上記の原因が起因している場合が多分にあります。 また諸外国では突発性難聴と突発難聴との区別が用語的に曖昧(あいまい)である場合もあり、我が国に於いても前者と診断されても実際は後者に該当する場合もありえます。それは前者の原因その他の解明が未だ不十分であるためだと考えられます。 ■症状: 片方の耳に起こるいわゆる片側性の疾患で、24時間以内に急激に発症するため 患者本人が聞こえにくくなった時や状況、場所のことを鮮明に覚えている場合が多くあります。 また耳鳴りや耳閉感や時に眩暈(めまい)も生じる場合がありますが、メニエールのように眩暈や難聴発作が反復して起こることはないとされてはいますが症状には個人差があります。 ■診断: 基本的には病歴と純音聴力検査などをおこない、更に問診などで心因性難聴も考えられる場合、聴性脳幹反応検査*なども行います。 心因性のものは小児ばかりでなく、中間管理職など働き盛りの年齢の人にも増える傾向があります。 この疾患全体としても高齢者のものではなく、30代の女性にも多くみられます。 *聴性脳幹反応検査:頭皮上に電極を置いて音刺激を加えた時に示す、波形状にした脳幹聴性誘発電位変動を検査すること。
原因が明らかでないか見落としていないかしっかり診断をうけなければなりません。
聴神経腫瘍があっても、同様の症状を示しますのでその時は画像診断なども行って鑑別をすることが必要です。
片側性の疾患で片耳は正常であることから、一人暮らしの人や主婦などが家で一人で居る時間が多い場合に気づくのが遅れる場合もあり、また気づいてもそのまま様子を見ている内に症状が悪化する場合も多くありますので、片方の耳が聞こえづらくなったと感じたら、先ず耳鼻科に行って聴力検査をすることが大切です。 ■治療: 治療は発症してから2週間以内(できるだけ早く)に 治療(特に薬による)を始める事が大切です。 原因が不明であっても、症状の緩和や障害の進行を抑制する効果があります。 また、最近の傾向ではストレスや睡眠不足が関係している場合が多く ありますので、発症したら直ぐ安静にし、ストレスの原因となるものから離れている事も重要です。 治療の効果に関しては完治する場合とある程度回復する場合と全く治らない場合の三通りがあり、その三者が概ね同じ割合で生じています。
薬による処方例:内服療法(下記を併用します)
点滴療法(下記を併用します)
日英対語: 聴力:hearing 聴力検査:hearing tests 突発性難聴:sudden deafness 内耳障害:labyrinthine disorder 片側性:unilateral 急性感音難聴:acute sensorineural hearing loss 聴性脳幹反応検査:auditory brain-stem response:ABR メニエール:Meniere めまい:vertigo |
鼓膜炎(こまくえん)・外傷性鼓膜穿孔(がいしょうせいこまくせんこう) |
|---|
|
|
鼓膜は外耳道と鼓室の間にあり、横径10mm縦径9mm程でほぼ円形の厚さ約0.1mm程度の薄い膜から出来ており、皮膚層、結合組織部分の固有層、粘膜層で構成されています。
●水疱性鼓膜炎:
■症状:
■診断・治療:
●肉芽性鼓膜炎: ■原因: 鼓膜表面に肉芽やびらんが生じ、慢性化した病態で原因ははっきりしない場合が多いです。
■症状:
■診断・治療:
●外傷性鼓膜穿孔: ■原因: 耳かき、綿棒その他での耳掃除、顔面部頭部に強い衝撃や打撃を被った時んどで穿孔が生じます。
■症状:
■診断・治療:
鼓膜炎:myringitis 耳鏡:otoscope 外傷性鼓膜穿孔:traumatic perforation of tympanic membrance 耳鳴:tinnitus 耳痛:otodynia 難聴:hypacusia 耳閉感:stuffy ear |