実力六段

アマチュアの全国大会優勝者には日本将棋連盟から六段位が贈られている。(竜王戦は七段)
では最初に六段位を獲得したのは誰かご存じだろうか。
「そんなの知ってるよ。昭和36年にアマ名人になった若松政和さん(兵庫、後にプロ八段)でしょ」
ブ―! ハズレ
でも惜しい、若松さんは2人目でした。
正解は第1回アマ王位戦(昭和36年)で優勝した水野良三さん(東京)です。
アマ王位戦は7月、アマ名人戦は9月開催だったので水野さんの方が2ヵ月ほど早かった。
実力六段は早い順にこうなる。(敬称略)
 @ 水野良三(東京)   第1回アマ王位戦優勝
 A 若松政和(兵庫)   第15回アマ名人戦優勝
 B 香西健男(鹿児島)  第2回アマ王位戦優勝
 C 花園 稔(京都)   第16回アマ名人戦優勝
 D 白井米吉(東京)   第17回アマ名人戦優勝
専門誌のバックナンバーを読むと、どうやらアマ王位戦は2回で終了したようです。