先手の勝率

 将棋における先手の勝率は5割2分くらい。
神様同士が指せば先手必勝だろうが、人間ならこんなものかもしれない。
しかもこれは持ち時間の長いプロ棋戦での話。
ではアマチュアはどうか。
特選譜で2000年以降の先手の勝率を調べたところ、ちょっと意外な結果が出た。
 【2000年】 21勝23敗(0.477)
 【2001年】 32勝37敗(0.464)
 【2002年】 41勝49敗(0.456)
 【2003年】 38勝46敗1千日手(0.452)
 【2004年】 50勝44敗(0.532)
 【2005年】 61勝63敗(0.492)
 【2006年】 64勝65敗(0.496)
 【TOTAL】  307勝327敗1千日手(0.484)
最近7年間で先手が勝ち越したのは1回だけ。
持ち時間の短いアマチュア将棋では、先手のアドバンテージを生かしたままゴールするのは
至難の業なのだろう。
それにしてもこれはちょっと偏り過ぎではないか。
本当に単なる偶然なのか。
ひょっとしたらチェスクロックの位置が後手有利に作用しているのではないか。
だとしたらどうすればいいのか。
案は2つ。
 @チェスクロックを廃止し、試合開始後1時間経ったら手空きの人が秒を読む
 Aたまたま後手が勝っているだけなので何もしない
@は昔懐かし昭和方式
まあでもAだな