我慢出来ない時代!
人間の心は育つ環境によって大きな影響を受ける。例えば戦後物の無い時代に育った人は、欲しくても手に入らない時代に育って来ている。「我慢」したのではなく、我慢させられたのです。欲しくても金は無い、欲しくても品物の数も種類もぜんぜん品物が無い時代だったのです。食べたい物もなかなか食べられなかったのです。しかし現在は品物が満ち溢れている時代、一生懸命働いてお金を稼ぎ欲しい物を手に入れる為に頑張れば、なんとか手に入る、またクレジット・ローンで支払えば30年払いで、憧れの家、マンションも車も手に入れることが出来る。食べたい、ステーキも、高価なあわびも、カニも、今は安くて美味しい物が食べられる。飽食の時代である。
暑ければ、我慢しないでクーラー・エヤコンで快適な生活が出来る。寒ければ、暖房器具で部屋は何時でも春のような温度で過ごせます。
こんな環境に育った人たちは、自然に我慢と言う言葉さえ忘れてしまうのです。
自分の思うようにならなければ、すぐ切れる子供や大人が多く出て来るのです。
決して今の人たちが悪いと言っているのでは無く、そういう時代なのです。我慢を出来ない時代なのです。
しかし、我慢出来ないで自分我ってに切れて、人に、他人に迷惑を掛けると、幸せに成れないのです。
人に迷惑を掛けた分、罪として自分に帰って来るのです。
自分は幸せに成りたいのです。だから「我慢」をする修行、訓練をするのです。
人間の心の幸せを願う! 袈裟 感洞(大井 今朝雄)
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