成卦主は、
四爻の陰爻が止める主。五爻と協力して少しく止める。

風天小畜


風天小畜は少しく止める卦

少しく養う、蓄えるなど。内卦の剛健な乾を外卦の巽の女性が止める、しかし、力が弱いので少しだけになる。

@止められる、順調に進めない時
A夫婦間にトラブル(三爻と四爻)
B一陰五陽卦で競争が激しい
C実力を養い、時機を待つ

彖辞 小畜は亨る。密雲、雨ふらず、我が西郊よりす。

彖伝 小畜は、柔位を得て上下これに応ずるを、小畜という。健にして巽い、剛中にして志行なわる。すなわち亨る。密雲、雨ふらざるは、なお往くなり。わが西郊よりするは、いまだ施し行なわれざるなり。

象伝 風、天上を行くは小畜。君子もって文徳を懿す。

(爻辞)
初爻 復るに道による。何ぞそれ咎あらん。吉。
二爻 牽かれて復る。吉。
三爻 輿、輻を説く。夫妻反目す。
四爻 孚あり。血去りタれ出る。咎なし。
五爻 孚ありて攣如。富その隣りと以にす。
上爻 既に雨ふり既に処る。徳を尚びて載つ。婦は貞なれども獅、し。月望に幾し。君子征けば凶。

(小象伝)
初爻 復るに道によるは、その義吉なるなり。
二爻 牽かれて復る、中にあり、また自ら失わざるなり。
三爻 夫妻反目すとは、室を正す能わざればなり。
四爻 孚ありタれ出づとは、上と志を合わせばなり。
五爻 孚ありて攣如とは、独り富まざるなり。
上爻 既に雨ふり既に処る、徳を積み載つるなり。君子征けば凶とは、疑うところあるなり。