山天大畜

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大畜は、大いに養う・止める卦

外卦艮の山が、内卦の大いなる乾を止める。

�@大いに止まる時
�A大いに止められる時
�B今は進まずに力を養い蓄える時

彖辞　大畜は、貞しきに利ろし。家食せずして吉。大川を渉るに利ろし。

彖伝　大畜は、剛健篤実にして輝光あり、日にその徳を新たにす。剛上りて賢を尚ぶ、能く健を止むるは、大正なり。家食せずして吉とは、賢を養えばなり。大川を渉るに利ろしとは、天に応ずればなり。

象伝　天、山の中にあるは大畜。君子もって多く前言往行を識りて、もってその徳を畜える。

(爻辞)
初爻　�獅､きあり。已むに利ろし。
二爻　輿、輹を説く。
三爻　良馬逐う。艱貞に利ろし。日に輿衛を閑う。往くところあるに利ろし。
四爻　童牛のこく。元吉なり。
五爻　ふん豕の牙。吉なり。
上爻　天を何うの衢。亨る。

(小象伝)
初爻　�獅､きあり己むに利ろしとは、災いを犯さざるなり。
二爻　輿、輹を説くは、中にして尤なきなり。
三爻　往くところあるに利ろしとは、上、志を合わすればなり。
四爻　六四の元吉は、喜びあるなり。
五爻　六五の吉は、慶びあるなり。
上爻　天を何うの衢は、道大いに行なわるるなり。