天雷无妄

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天雷无妄は自然に任せる卦

　欲を持たず自然にしなければならず小人には難しい卦。
外卦の天は健やかに、内卦の雷は勢いよく動くで、小細工をしないことを意味します。しかし、人は色々と作為したいもの、そこで自然にすることが難しくなります。

�@自然に任せる
�A無欲を保つ
�B小細工すると凶

彖辞　无妄は、元いに亨りて貞しきに利ろし。それ正しきにあらざればわざわいあり。往くところあるに利ろしからず。

彖伝　无妄は、剛外より来りて内に主となる。動にして健。剛中にして応ず。大いに亨りてもって正しきは、天命なればなり。それ正にあらざればわざわいあり、往くところあるに利ろしからずとは、无妄の往くは、いずくにゆかん。天命祐けず、行かんや。

象伝　天下に雷行くは、物みな无妄。先王もって茂んに時に対して、万物を育う。

(爻辞)
初爻　无妄にして往けば吉。
二爻　穫るに耕さず。こなたつくるにあらきばりせず。すなわち往くところあるに利ろし。
三爻　无妄の災い。あるいはこれが牛を繋ぐ、行人の得るは、邑人の災いなり。
四爻　貞にすべし。咎なし。
五爻　无妄の疾い、薬なくして喜びあり。
上爻　无妄、行けばわざわいあり。利ろしきところなし。

(小象伝)
初爻　无妄の往くは、志を得るなり。
二爻　耕穫せずとは、いまだ富まんとせざるなり。
三爻　行人、牛を得るは、邑人の災いなり。
四爻　貞にすべし咎なしとは、固くこれを有てばなり。
五爻　无妄の薬、試るべからざるなり。
上爻　无妄の行くは、窮まるの災いなり。