澤雷隨

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澤雷隨は従う卦

外卦の兌は秋、内卦の雷が秋に至りて勢い弱め潜んでいて、時に従っている。

�@人・事柄・時に従う時
�A従わされる時
�B勢いの弱い卦であることを認識して無理をしない時

彖辞　随は、元いに亨りて貞しきに利ろし。咎なし。

彖伝　随は、剛来りてしこうして柔に下る。動きて説ぶは随。大いに亨りて貞しくして咎なし。しこうして天下、時に随う。随時の義、大なるかな。

象伝　沢中に雷あるは随。君子もって晦きに嚮えば、入りて宴息す。

(爻辞)
初爻　官渝るあり。貞なれば吉。門を出でて交われば功あり。
二爻　小子に係わりて、丈夫を失う。
三爻　丈夫に係わりて、小子を失う。隨いて求むるあれば得。貞に居るに利ろし。
四爻　隨いて獲るあり。貞しけれども凶。孚あって道にあり、もって明らかならば何ぞ咎あらん。
五爻　嘉きに孚あり。吉。
上爻　これを拘係す。すなわち従いてこれを維ぐ。王もって西山に亨す。

(小象伝)
初爻　官渝るありとは、正に従えば吉なり。門を出でて交われば功ありとは、失わざるなり。
二爻　小子に係るは、兼ねて与にせざるなり。
三爻　丈夫に係わるは、志し下を舎つるなり。
四爻　隨いて獲るあり、その義、凶なり。孚あって道にあるは、明の功なり。
五爻　嘉きに孚あり吉とは、位正中なればなり。
上爻　これを拘係すとは、上、窮めるなり。