艮為山
艮為山は家と家が二つで別居と見ることもある卦
止まる、止められる、動かないなど。
@止まる時
A止められる時
B八純卦(繰り返し、複数)
彖辞 その背に艮まりて、その身を獲ず。その庭に行きて、その人を見ず。咎なし。
彖伝 艮は止まるなり。時止まればすなわち止まり、時行けばすなわち行く、動静その時を失わず、その道光明。その止まるに艮まるは、その所に止まるなり。上下敵応して相い与せざるなり。ここをもってその身を獲ず、その庭に行きてその人を見ず、咎なきなり。
象伝 兼山は艮。君子もって思うことその位を出でず。
(爻辞)
初爻 その趾に艮まる。咎なし。永貞に利ろし。
二爻 その腓に艮まる。その随うを拯わず。その心、快からず。
三爻 その限に艮まる。そのいんを列く。獅、くして心を桙キ。
四爻 その身に艮まる。咎なし。
五爻 その輔に艮まる。言には序あり。悔い亡ぶ。
上爻 艮まるに敦し。吉。
(小象伝)
初爻 その趾に艮まるは、いまだ正を失わざるなり。
二爻 その随うを拯わざるは、いまだ退き聴かざるなり。
三爻 その限に艮まるは、危うくして心を桙キなり。
四爻 その身に艮まるは、諸を躬に止むるなり。
五爻 その輔に艮まるは、中正をもってなり。
上爻 艮まるに敦しの吉は、もって終りを厚くするなり。