★成年後見制度
成年後見制度とは、精神上の障害により判断能力が不十分な人について、契約の締結等を代わりに行う代理人などを選任したり、本人が誤った判断に基づいて契約を締結した場合に後見人はその契約を取り消すことができることにより、これらの人を悪徳商法等の不利益からまもる制度です。 禁治産・準禁治産制度に変わる制度で、2000年から実施されています。成年後見制度は、@法定後見制度、A任意後見制度、の2つがあります。法廷後見人制度は、【補助】【保佐】【後見】の3つの類型が設けられ、家庭裁判所から「補助人」「保佐人」「成年後見人」が選任されて本人を保護するものです。任意後見制度は、本人が自らの判断能力が低下する前に任意後見人に代理権を与えて、自分の判断能力が不十分となった場合の財産管理などの事務を処理することを委任する契約を行うものです。
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