★ＭＲＳＡ

MＲＳＡとは、メチシリンに耐性を獲得した黄色ブドウ球菌のことを言います。黄色ブドウ球菌は、体表などにもしばしば認められる細菌で、肺炎や食中毒等の原因になるのですが、通常は抗生物質であるメチリシンが有効に効くとされています。しかし、医療機関など抗生物質が多用される環境ではメチリシンをはじめ、いくつかの抗生物質が効かなくなることがあり、高齢者等に感染すると肺炎等を発生させ重篤な状態となります。スタッフや治療器具を介した病院内感染が社会問題となっています。