桜を追いかけて48時間            H20.4.26〜4.28
 平成20年、桜はあっと言う間にわが町を通り過ぎた。いつもの年のように心臓のときめきを感じないうちに終わってしまった。なんとなく寂しい限り。

 当初は、角館、弘前に連休の初めに行こうと予定をしていたのでしたが、角館は連休まで待てない様子。
 
 今、弘前が散り始め、函館が満開と言うことで桜を追いかけて我が愛車・ラフェスタを飛ばした。
 出発は、4月26日(土)午前3時45分。東北自動車道を一路弘前へ。午前4時前に高速道路に乗れば4割引、我が家から高速道路のICまで5分である。

 途中、前沢SAとあじゃらPで休憩をして午前8時ちょっと過ぎて弘前の岩木川河畔の臨時駐車場に到着。

 
弘前城公園の桜もすでに満開の時は過ぎ、今まさに散り始め。散策路は桜のじゅうたん。
散った花弁の後に芽吹く黄緑の葉っぱが可愛い。
古木にへばり付いて咲く花がいじらしい。
 弘前城公園名所、桜のトンネル。まだ、朝が早いこともあって観光客も少ないが間もなくここはラッシュ時の電車のようにごったがえすでしょう。
 北の郭。ベンチに腰をかけて休んでいたところ突然の桜吹雪です。とっても風情があります。
弘前城公園は、今、枝垂桜が満開。このしだれ桜を過ぎたところが岩木山展望台です。雪を頂いたお岩木山がうっすらと霞んで見えました。
 この場所が下乗橋。観光パンフレットでよく見る景色です。写真を撮る人が切れなくていいアングルで写すことは難しい場所です。
突然、見たことがある人を見ました。今日土曜日12時から東日本放送などテレビ朝日系で放送される「るくなす」のロケみたいでした。
 この旅行で撮った写真の中で一番のお気に入りの写真です。
雪が降ったような景色です。
 お堀は散った桜の花びらで真っ白に染められています。
 
 弘前城公園の花見はこれで終わりです。

 隣の津軽藩ねぶた村に寄って津軽三味線のライブなんぞを聴き、弘前ねぶたのお話を聞いて三内丸山遺跡に。
 三内丸山遺跡で縄文の偉大な文化に改めて感心して、浅虫温泉の道の駅へ。「ゆーさ浅虫」で風呂に入って疲れを癒します。

 一風呂浴びて青森フェリー埠頭へ。函館行きの一番の船は明朝2時40分ですので駐車場でそれまで仮眠をします。

 この船で函館にいきます。船の名前は「びるご」です。確か以前、仙台〜苫小牧航路を走っていたフェリーだと思います。
2時40分に青森を出航した「びるご」は6時30分定刻に函館フェリー埠頭に着岸。
 
 朝が早いので函館行きのバスはまだありません。降っていた雨もあがったようですので、20分ほど歩いて江刺線の七重浜駅から電車で函館に行きます。
 函館に来たのは、かれこれ15年前ぐらいだと思います。

 駅前はすっかりきれいになっており、うすぎたなかった函館朝市は見つかりません。

 そこで朝飯を食べる予定でしたので一寸戸惑いましたが、目の前が朝市どんぶり横丁とか
 
どの店の前にもこんなデスプレイがあり、何を食べたら良いのか迷います。
店の名前は覚えていませんが、その店にはホッケの刺身があると言うので入りました。朝早いのですが私はホタテうに丼を食べました。生簀から取り出してのホッケの刺身は初めて食べましたがしこしこして歯ごたいがあって美味しかったです。むらさきうには甘くて美味しかったなー。
 妻は小どんぶりを注文して食べましたが十分と言っていました。えびといくらとうにの三色丼です。
 どんぶり横丁の裏で昔の朝市が今でも賑わっていました。本当はここの中の食堂でと思っていたのでしたが何軒かを残して新しくなった横丁に変ったようです。

 雨がまた降ってきましたのでしばらく朝市で買い物などを楽しみました。
 函館市内の観光コースは、西洋館と教会を巡る元町エリアと赤レンガ倉庫が並ぶベイエリア、五稜郭エリア、湯の川エリアなどがあります。

 今回は時間はあまりないのですが欲張って元町エリアとベイエリアと五稜郭を巡りたいと思います。
 この坂はたぶん八幡坂だと思います。良く見る坂から港を見る光景です。
 ここはベイエリア赤レンガ倉庫街です。今、倉庫は昔のように農作物や資材などが入っているのではなくて一大ショッピングモールです。

 金森美術館バカラコレクションも見てきました。
 函館は塩ラーメンが名物とか「えん楽」とか言う店で塩ラーメンを食べました。味はそこそこだと思いますが麺が私にはちょっとと言う感じでした。
 さて、この旅行の最大の目的は桜を見ることでした。市電に乗って五稜郭公園に。五稜郭公園へのエントランスは桜が満開です。
まず、五稜郭タワーに上りました。高さ107Mからの景観は最高でした。満開の桜が眼下に広がっています。
 
 来てよかったナーと言う感じです。
 でも、ちょっと怖い感じ
 桜の花を上から見下ろすなんて少々では出来ません。
今夜あたりは、盛大に花見の宴が催されるのでしょう。桜の木の下にはブルーシートが敷き詰められていました。
 ヨーロッパの城郭をまねたと言う五稜郭は戊辰戦争の幕府軍の最後の砦になったところで政府軍に滅ぼされましたが北海道の政治の要として歴史に名をとどめています。
ここの桜の木は古いように見えますがあまり大きくありません。でも、花はびっしりと着いています。
 16時55分の青森行きのフェリーで戻ります。五稜郭公園からバスでフェリー埠頭の戻りました。

 海は低気圧の影響でかなり荒れているようです。フェリーは出航が少し遅れましたが青森に向かっています。

 フェリーのターミナルで買ってきたお好み焼きを食べて腹ごしらえ、青森まで4時間寝て行きます。
フェリーは荒天のため30分ほど送れて10時15分頃青森に到着しました。

 ここからは東北自動車道をただひたすら仙台に向かって走ります。

 岩手山SAで休憩、ついに眠気に勝てず前沢SAで1時間ほど仮眠。28日3時30分無事自宅に戻りました。

 わたし的には十分満足した48時間の旅でした。          (完)