自宅の扇風機の電源をつけた。仕事は休みだった。レンタルビデオ店でフランスの恋愛映画のビデオを借りた。フランスの恋愛映画の
ビデオを見て時間があるので外出した。国分寺駅付近を歩いた。国分寺駅ビルに入った。中学生の時、交通事故で足を捻挫して以来、
足が痛くなった。足は痛いが歩く事は出来た。足が冷房で痛くなった。書店で三田誠広のいちご同盟を読んだ。いちご同盟を読みながら
中学生の時、バレーボール部で努力した事を思い出した。バレーボールが好きで元全日本の真鍋選手に憧れた。ボレーボールを
テレビで放送する時は見るようにした。いちご同盟を買い駅ビルを出た。太陽で汗が出た。自宅に帰りインスタントの
冷やし中華を食べた。食事が終わり眠った。目覚まし時計で目が覚めた。シャワーを浴びて仕事に向かった。歩いて職場のスーパー
やさかに着いた。職場で朝礼が始まった。宮野店長があいさつした。新しいパートの人を紹介された。「村山由紀子です。
よろしくお願いします」あいさつした。朝礼が終わり宮野に呼ばれた。「石川、村山さんに仕事を教えてあげてくれ」うなずいた。
村山にレジの仕事を教えた。開店時間が近づき村山の表情に笑顔が無かった。村山とにらめっこして笑顔が戻った。
開店した。特売品、冷凍商品、三個、三百九十八円にお客さんが集まった。レジも忙しく村山を手伝った。村山も仕事になれてきた。
村山が帰る、時間になった。「石川さん、ありがとうございます。明日もがんばります」握手をした。村山が帰った後、売り上げの
計算をした。閉店になり仕事が終わり、帰った。自宅で惣菜でから揚げ弁当を買った。から揚げ弁当を食べながらプロ野球を
テレビで見た。ヤクルト対ジャイアンツの試合、最終回、三対0でヤクルトが勝っていた。高津投手が松井選手を三振で試合が終わった。
牛乳を飲みながら手を叩いて喜んだ。フジテレビ、恋愛偏差値を見て眠った。目が覚め仕事に行くまで時間があった。
あさひを見ながら散歩をした。汗が止まらなかった。朝食を食べ職場に着いた。村山が笑顔であいさつしてくれた。表情を変えず
「村山さんは独身ですか」村山は下を向きながら。「結婚してます。一年経ちます」歯医者で矯正した歯を隠しながら笑顔を作った。
「村山さんは亭主が好きですか」会って二日目で質問する、話しではなかった。「亭主は私以外に好きな女性がいます」
村山は涙を流した。社員、パートの視線が村山に集中した。宮野に村山の事で注意された。特売品、しょうゆ、二本、五百円、
桃、五個、四百円、鳥のもも肉、百グラム、六十八円、さしみ盛り合わせ一パック九百八十円だった。特売品は赤字だった。
利益より売り上げの方針だった。やさかは国分寺店あわせて六店舗あった。本社は小平にあった。社員研修があり
試験に合格すれば店長になれる。店長になるため勉強をした。休憩になり村山とレストランで食事をした。
「石川さん、泣いて迷惑をかけてごめんなさい」注文した、鉄火丼が置かれた。鉄火丼を食べながら「村山さんは亭主が
好きなんですか」相談相手になれればと思った。「自分の気持ちがわかりません。石川さんは好きな女性はいるんですか」
質問の答えを考えながら「恋愛には興味がないです」嘘をついた。女性の事しか頭になかった。人間は異性の事を考えると
思っている。「石川さん、眠いんですか。目が閉じてましたよ」恋愛の事を想像していた。休憩が終わり仕事を始めた。
レシートを見ながら売り上げを計算した。宮野に売り上げを伝えた。店長は社員と違い人間関係、店内、売り上げ、利益を
考えなければいけなかった。宮野は店長の結果を残していた。「石川、鮮魚、精肉、青果、惣菜で割り引きサービスを放送してくれ」
割り引き品をマイクで放送した。閉店して店内を見ると鮮魚、精肉、惣菜の品物はなかった。七月三十一日、一ヶ月の
売り上げ、利益を計算する日だった。売り上げ、利益が目標以上になっても怒られると宮野から聞いた。計算が終わり
自宅を着いたのは十一時だった。カレーライスを食べてベットに入り目を閉じると電話が鳴った。電話に出た。
結城だった。「石川さん、心配したから電話をした。寝てた」目を手で擦りながら「起きてたよ。連絡しないでごめん」電話に頭を下げた。
コーヒーを飲んだ。「結城は大学生活、楽しんでる」「大学は飲みかい中心よ、大学を卒業したら石川さんと結婚したい」
「医者、弁護士と結婚するのが目標だろう」電話が切れた。結城の声は聞こえなかった。結城に電話をした。
結城に謝った。「石川さん、遊びに行っていい」「いいよ」電話を切り部屋の掃除をした。チャイムの音がした。結城を部屋に入れた。
「石川さん、おにぎり作ったから食べて」おにぎりに鮭が入ってた。結城と愛し合った。大学三年の二十一歳、
結城を好きになる男性がいると思った。目が覚めると結城はいなかった。メモがあり「石川さん、ありがとう、仕事、応援してます」
鏡で顔を見ると目が真っ赤だった。目薬を使った。仕事中に結城の事を考えた。休憩になり村山と喫茶店で食事をした。
「石川さん、眠そうですね、女性ですか」コーヒーを飲み。喫茶店から外を見た。太陽だけで雲がなかった。「女性と会った」
「石川さんは好きな人がいるんですか」村山に女性の話しをしなければ良かった。「村山さん、仕事が終わった後、会えませんか」
村山の表情が変わり「深夜、十一時まで合うことが出来ます」宮野に五時で早退したいと言った。早退してもいいと言われた。
頭を下げた。仕事が終わり。自宅、近所の飲み屋で会った。「村山さん、酒飲んで大丈夫」酒を飲んで亭主に怒られないか心配だった。
レモンサワー、日本酒を飲んだ。村山の顔が赤くなり店で眠りそうになった。村山を自宅まで肩で支えた。自宅に着くと
「石川さんのことが好き」抱きつかれた。村山を抱きしめた。「村山さん、会った時から好きだった」僕たちは愛し合った。
村山が妊娠した事がわかり亭主と別れた。結城には悪かったが村山と結婚した。子供が生まれ剛と名づけた。
由紀子は不倫相手と駆け落ちした。結城に由紀子が駆け落ちしたことを話した。「結城が大学を卒業したら結婚しよう」
結城は目を合わせながら「石川さんと結婚する事を待っていた。剛君と三人で暮らそう」僕達は抱き合いながら涙を流した。
剛が結城の事を母さんと言ったとき、結城は剛の頬にキスをした。