インスリノーマの症状

低血糖症状による意識障害。
クーの場合、発作初期は@ボーッとして名前を呼んでも反応しない。
A目が涙目になる。Bゲージから出て歩き出したときに下半身のふらつき
が見られる。
発作初期に気づかず症状が悪化すると、@完全に意識を失い涙目が半開
きのまま全身だらっとし体を動かさない。A多量のよだれを出すB呼吸が
荒くなる。
発作が軽い場合は、30分くらいして自分で動き出し餌を食べ始めるが、
完全に意識を失い発見した場合は、回復するまでに1時間かかる。クーの
場合回復の目安は、しっかり歩き自分で餌を食べる事だ。


発作時の対処

@発作かどうかわからないが、何か怪しいと感じたときは、フェレット
バイトを少量舐めさせ様子を見る。
A軽い発作と判断した場合は、少量の蜂蜜を舐めさせる。
B完全に意識を失ってる場合は、蜂蜜を少量ずつ歯茎に塗る。よだれ
と一緒に流れ出てしまう場合があるので、ティッシュでよだれを拭きながら
ぬる。
C舌の動きがなくうまく蜂蜜が入らないときは、口をあけさせ舌に直接塗る
事もある。
D呼吸状態が悪く全く蜂蜜が舐められないときは、病院に行き血管を確保
しブドウ糖とステロイドの点滴を行う。


普段の生活で注意している事

@長い時間空腹にさせない。本当は3〜5時間おきに餌をあげるのが
良いらしいが、仕事で無理なので朝と夜新鮮な水と餌を入れておく。
新しい餌は、香りがして食欲をそそるのではないかと私の思い込み(笑)

A動き出す前(ゲージから出す時)入浴前は、餌を食べさせてから出す。
空腹で動くと、細胞がエネルギーを必要としインシュリンが分泌され糖が
細胞に取り込まれ低血糖に陥りやすいと考える。

B興奮させない(チョロがしつこく追いまわしてきたら避難する)
興奮するとアドレナリンが分泌され血糖値が上がることで膵臓を刺激し
インスリンが多量に分泌されるのではないかと考える。

C甘いものを与えない。低血糖の場合糖分を与えると改善すると思いがち
であるが、かえって膵臓を刺激しインスリンの分泌を促進してしまうので
発作時も急激に吸収されない蜂蜜を少量ずつ与える。氷砂糖をとかした
ものでも良い。甘いものなら何でも良いわけではない。

D餌は、高たんぱくのものを与える。たんぱく質は、糖を作り出す働きがあ
り(糖新生)低血糖の改善に役立つ。


現在クーに行われている治療

ステロイド剤(プレドニン)1日1mg(1月24日より)3回に分けて8時間おき
組織のたんぱく質を異化(こわす)してアミノ酸を作り肝臓からのアミノ酸
からグリコーゲンを蓄える作用を利用し血糖を上げる。
ホルモン剤なので様々な副作用があり、医師の指示のもと慎重に使わ
れる。

ジアゾキシド1日15mgを3回に分けて8時間おき
膵臓のベーター細胞からのインスリンの放出を阻害し、また肝臓におけ
るグリコーゲン分解と糖新生を促進し細胞のブドウ糖の取り込みを減少
させる。ステロイド剤は、副作用が強いので、この薬と併用し低血糖を
予防する。

クーのインスリノーマは、手術で切除する事はできません。
今後腫瘍の増大は、抑える事ができないんです。
腫瘍の増大に伴うインシュリンの多量分泌さえ抑えられれば
普通に生活ができます。
腫瘍の増大に伴うインスリンの多量分泌による低血糖を
抑えるために今後ステロイド剤の増量が予想されます。
ステロイド剤の多量投与は、副作用により腫瘍そのもの以外の
原因で命を落とす事も考えられます。
これでは、クーのQOLは、損なわれます。そこで新しい薬
ジアゾキシドを開始しました。日本には治験薬としてしか
手に入りません。先生が苦労して探してくれました。
良い効果が得られステロイドが減量される事を期待します。

※以上の内容は、先生からの生活指導、自分なりに調べたこと、クーの様子
などから自分なりに考えた事です。一部根拠がなく思い込みでやってる
所もあるので他のフェレットには、必ずしも当てはまらない部分があると
思います。また間違った解釈もあるかもしれないのでご了承ください。