いつもの夜だった。
いや、いつもの夜だと思っていた・・・・・・・・
しかし、その夜、やっと寝付けた私にそれは忍び寄ってきた・・・・・・・
私が眠っているのを確かめたそれは、手を先に進める・・・・・・・・・・・・
もぞもぞ
ごそごそ
静かに、でも、迷うことなく突き進む手・・・
勝手しったる場所を自由に行き来する姿はごく自然な風だった。
「ん・・・・・」
「だめだよぉ・・・」
うつろな意識の中私は隣に声をかける。
「・・・・・・・・・・・」
それは私を一瞥するも、無視を決め込んだ。
手の進みはやめない。
「ねえ・・・・だめだってば・・・なんか・・・だって・・・」
「お願い、じゃないともう・・・・・」
「あっ・・・・」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜!足つった!!!!!!!」
彼氏「えっ?」
沈黙
彼氏「ふううううう・・・・・・」
だから、だめだって言ったのにぃいいいいい怒。
(ちょっと、ちょっかいだしてた彼氏も私のその一言で、一気に寝に入ってゆきましたw)
え・・・・・っと・・・・・
私が悪いの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・か?!