この茶室は佐賀県立博物館の付属施設として城址公園内に建てられました。
一般市民の茶会や茶道講習、華道や句会などにも利用できる多目的性を持った数奇屋建築です。
竹の生垣で囲まれた115坪ほどの露地庭があります。
4畳半の茶室は、千利休好みの4畳半の祖型を忠実に模した室内構成で、茶の湯を学ぶ人たちの真先に習う作法がこの形式の茶室であり、いわば茶室の基本型の第一なので、初心者にも熟達者にも使いやすい茶室の形が選ばれました。
所在地:佐賀県 佐賀市 城内公園
敷地面積 :380.0㎡
建築面積 : 65.9㎡
延床面積 : 57.4㎡
構造 : 木造
基本構想 : 堀口捨己
写真:さとう つねお