こりもせず斜里岳。

(2003年9月7日)

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 斜里岳(1547m)は摩周湖第1展望台から見えます。小清水、斜里、清里あたりの町からもその気品のある姿が望めます。斜里岳は沢づたいに登る ところが多く、他の道東の山とは少し趣を異にする山です。


 斜里岳はこれまで二度登っています。一度目は濃霧、二度目は視界は開けていたものの、頂上はものすごい強風でした。今回は朝から快晴でした。本当 は今回も早朝に起きて6時頃からスタートするつもりでいました。私の決断力のなさやら、いろんな都合が重なって、出発が遅くなってしまいました。ましゅま ろ出発が9時、登山開始が10時でした。斜里岳の登山口清岳荘はましゅまろから車で1時間で着きます。
 清岳荘(登山口) 
 登山者名簿に記入し、歩き始める。この時点では空はまだ青空でしたが、雲の流れは速い。
斜里岳は沢づたいに登るところが多いのですが、鉄分が多く含まれているせいなのか石にコケが生えず、思ったほど滑りません。。
何度も石をひょいひょいと歩いて沢を何度も横切ります。水量は夏に比べてかなり少ないみたいで、比較的歩きやすかったです。
 羽衣の滝
ところどころ鎖場やロープの張ってあるところもあって、ファイト一発なコースが続きます。
ここは足だけではなく手もけっこう使います。木の枝やら岩の突起とかをつかみながら三点支持を確保しながら登ったりもします。変化に富んだコースです。
  紅葉がはじまっている
羽衣の滝、七重の滝などを見ながら、ずんずん登ります。
沢の水がとぎれたあたりからは、胸突き八丁と呼ばれる急坂が続きます。
山の斜面はもう紅葉が始まっていました。気温はこのあたりで13℃ぐらいでした。
遠くに摩周湖が見える なんの実かな あれれ空が見えない
胸突き八丁を終える頃、馬の背と呼ばれる稜線から、摩周湖が見えました。夏だとこのあたりでチングルマやキバナシャクナゲなどの高山植物を見ることができ ます。
そして頭上を見上げると、あれれ白い雲が・・・。
登頂しました 呆然と見下ろす登山者たち 
頂上には私の足で2時間15分で着きました。けっこうがんばったほうです。日曜日と言うこともあってたくさんの登山者がいました。本当ならこの眼下には根 室海峡の野付半島が地図の通りに見えたり、斜里の防風林がきれいに見えるはずなのです。朝は快晴だったし、天気予報も悪くない。なのにどうして・・・。も しかして私と斜里岳の相性がよくないのかもしれません。

馬の背を見下ろす 展望が開けてきた 
帰りは所要時間が短いという理由で旧道コースを降りました。一般的には新道コースを降ります。旧道で降りると沢づたいに降りることになるため、転倒の危険 性が大きいと感じました。実際に2回ほどしこたま転倒しました。これで打ち所が悪かったら死んでいたでしょう。時間的にもそんなに早くは降りれなくて、登 山口までで2時間半かかりました。
 降りてくると徐々に雲がとれてきて、展望が開けてきました。午後3時、無事下山。
 登山口をあとに清里の田園地帯に出るとそこには真っ青な空とすっきりとした斜里岳の姿が見えるではないですか。もう二時間早くスタートしていれば、と悔 やまれてなりません。とりあえず、まだ登れるだけの体力が残っていることがわかったので、いつになるかわかりませんが、また挑戦してみようと思います。

晴れてるじゃん!


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