2020 秋

  2020/12/20更新




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コロナ禍直撃
 1月末から猛威をふるいはじめた新型コロナウィルス。宿泊業の私達も否応なく対応せざるをえませんでした。まず5月のGWは町の要請を受けて休業。夏の 営業も感染防止対策として様々な対策を立てました。入館時の手指消毒とマスク着用。ペーパータオルと紙コップの設置。客室も原則として一室一組として受付 (だからソロのお客さんが5人だと、5人で満室となります)。グループや家族は一部屋としましたが、最大定員も密を避けるため8名までとしました。
夜の飲み会もとりやめ、宿からの酒類の提供は中止しました(お客さんが買って飲むのはかまわない)。 
 コロナ対策は各宿によって対応がまちまちで、宿によっては食事提供をやめたり、厳しいところでは今年の営業を取りやめたところもありました。何が正解と いうことも言えず、手探り状態での営業となりました。

早期収束を願って
 コロナ禍のせいで、この夏のお客さんは大幅に減少しました。まず外国人のお客さんがゼロになりました。また大人数のグループも受け入れるこ とができず、最大定員も圧縮したため、お盆休みや連休の時にはお断りすることもありました。
 また毎年必ず来てくれていたお客さんも、今年は来れなかった人も多かったようです。いつもはその時期になるとやって来るなじみのお客さんと会えないの は、ちょっと寂しかったです。
 来年はなんとかコロナが収束し、いつもお客さんと再開することができ、いつもどおりの夏を取り戻したいものです。


道民割、GoToトラベルキャンペーン
 コロナ対策として、行政から支援策がつくられ、北海道からは道民限定で3000円の宿泊費の補助が出る施策がありました。ましゅまろでも参画し、9月末 時点で20人余のお客さんが利用しました。また国からは「GoToトラベルキャンペーン」が作られましたが、制度設計が複雑で、それにかかる事務コストを 考え、ましゅまろとしてはこれには参加しないことにしました。
JR北海道では「北海道LOVE」という商品が作られました。北海道から半額の補助がはいり、12000円で6日間JR北海道の区間乗り放題という破格の チケットです。発売されてからかなりの人気で9月連休中は花咲線や釧網線は通勤ラッシュ並の混雑だったようです。


大雪山にはまる

 この夏はお客さんが少ないこともあり、せっかくだからこの機会を使って、自主的に休館し、ふだん行けないところに行くことにしました。大雪山には7月上 旬と下旬に二回登りに行きました。一度目は旭岳から間宮岳、中岳温泉、裾合平、姿見駅に戻る周回コースを歩きました。チングルマやイワウメ、ツガザクラな どの高山植物が満開でした。
 2回目は7月下旬に層雲峡に泊まり、翌朝始発のバスで銀泉台まで行き、そこから赤岳、白雲岳、北海岳を経て、黒岳に戻ってくる縦走をしました。天気にも 恵まれ、最高の展望と至福の時間を過ごすことができました。

残暑がきびしい
 この夏は7月は釧路市で一度も夏日になることもなかったぐらい、お盆ぐらいまでは、比較的涼しい日が続きました。しかしお盆を過ぎてからは気温がどんど ん上昇し、30度以上になる日が9月中旬まで続きました。例年ならお盆明けぐらいには一度はストーブを入れる寒い日が一日ぐらいあるのですが、今年は殆ど ありませんでした。


美留和駅90周年
 今年は国鉄釧網線開業90周年になります。美留和駅も開業90週年となり、8月22日、地元有志が中心となって開業90周年記念イベントが 開かれました。美留和郵便局では記念風景印が設置され、イベント当日は記念グッズの販売なども行われました。また美留和駅では地元住民がホームで、快速知 床摩周号と臨時に運行されるロイヤルエキスプレス号に向かって横断幕を広げて手を振るイベントも行われました。

ロイヤルエキスプレス号運行
この夏、JR北海道は豪華リゾート列車ロイヤルエキスプレス号を運行させました。札幌を起点に釧路、網走、旭川、札幌と集会する列車で、費用は3泊で一人 67万円からとなっています。試運転時に川湯温泉駅に臨時停車していたので、様子を見に行きました。社内の装飾はとても豪華でまるでホテルのようでした。 珍しい列車を一度見てみようという人もたくさん来ていて、ホームではバイオリニストによるミニコンサートも開かれました。



摩周屈斜路トレール
 摩周湖第一展望台を起点として、屈斜路カルデラを周遊する摩周屈斜路トレールがこの秋オープンしました。私達はまだ実際歩いていないので、詳しいレポー トはできませんが、将来的に可能性の広がるロングトレールコースだと思います。

北根室ランチウェイは閉鎖
2005年のオープン以来、多くのハイカーに親しまれてきた北根室ランチウェイ。残念ながら、15年を経過して、10月8日をもって閉鎖されることになり ました。コースの整備や協力してくれた地権者の方の負担などを考えると、やむをえないのかなと思います。惜しまれながらの閉鎖ですが、西別岳から摩周岳の 登山道は既存コースなので、今後も利用できます。また摩周湖第一展望台から美留和駅までのコースは摩周屈斜路トレールとして継続されます。北根室ランチ ウェイが切り開いたスピリッツは後進の人たちによって、あたらに展開されていくことでしょう。


今後の営業について
 この秋から冬にかけては、9月末でいったん営業を終了し、お正月までは休館とします。1月以降は営業再開しますが、基本的に個室対応で予約を受け付けま す。4月末まではこの体制でやっていくつもりです。コロナの感染状況の進展によっては、変更することもあります。

ましゅまろ通信をもちまして、年始のご挨拶に替えさせていただきます。良いお年をお迎えください。























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