千葉県市川市のみやお整形外科(整形外科 リハビリテーション科 膝足関節外科)のHP


Q)右の足の付け根が痛く、病院に行ったら股関節が変形していると言われました


A)股関節の変形で有名なのは変形性股関節症です。これは足の付け根の骨(股関節)の軟
骨がすり減り、骨が変形してくる病気です。最初は股の動きが悪くなったり、歩行時に股関節
が痛んだりすることで気がつくことが多く、無理をすると徐々に症状は悪化していきます。
レントゲン検査を行うと股関節の変形が確認されます。原因としては加齢やけが、病気のほか
に、股関節の形が生まれつき悪い場合にも起こります。
治療の基本は、股関節にかかる負担を減らし、力をつけることです。体重のある方は減量に励
み、股関節の周囲の筋力強化運動を積極的に行います。ただし、歩く動作は股関節に負担が
かかるので、続けて長い距離を歩かず、間に休みをいれて痛くない程度にあるくように
してください。痛みが強い場合には杖を使うことも有効です。
その他の治療法としてはリハビリでの温熱療法や飲み薬、手術療法(傷んだ骨や軟骨を削り
取り金属に変える人工股関節置換術や、骨を一部切って動かし、傷んでいる部分に負担がか
からないようにする骨切り術)などがあり、病状によって治療法が異なりますので主治医とよく
相談され治療方針を決められることをお勧めします。



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