千葉県市川市のみやお整形外科(整形外科 リハビリテーション科 膝足関節外科)のHP


Q)足首の捻挫といわれて治療していましたがなかなか良くならず、2週間後に病院でレントゲ
ンを撮ったら、骨折があり、手術をするように勧められました。しなければいけないのでしょうか


A)捻挫だと言われていたのになかなか治らずレントゲンで調べると実は骨折だった、これは決
して珍しいことではありません。特にずれの少ない骨折ではいつのまにかくっついてしまい、後
でレントゲンを撮った時に初めて骨折の存在に気づくことさえあります。こういう問題のない骨
折はいいのですが、足首や肘、手首、指など関節周辺や関節内の骨折の多くは注意が必要で
す。動きが悪くなったり、変形、痛みなどの後遺症が残ることがあるからです。それを防ぐため
には、ずれなくきちんと治す事が必要であり、手術になることも少なくありません。
骨折してから手術までの期間は、早いほうが良く、約1週間から2週間で新しい骨ができはじ
め、ずれてくっついてきたり、周りの筋肉や靱帯なども固くなりはじめます。2週間を過ぎるとさ
らに進行するため、手術をしてもきちんともどせない場合があります。従って関節のまわりがひ
どく腫れて痛むような場合には、なるべく早く病院にかかり、レントゲン検査を受けて骨折の有
無を確認する事をお勧めします。今回のご相談ですが、ずれが大きいままで骨がくっつくと足
首にゆるみがでて捻挫しやすくなったり、徐々に軟骨がすり減ってきて歩くときに痛んだり、水
がたまって腫れたりする事があります。
また関節内に骨や軟骨の破片が残っているとそれがはさまって、同じ様な症状を起こす可能
性があります。主治医とよく話し合ってしっかり治療
されることをお勧めします。


トップへ
トップ
戻る
戻る