平成17年12月22日、葫芦島市の党宣伝部の銭長、殷連玉中国対外友好協会高級顧問などが宮崎市や日中友好協会へ「葫芦島百万人日僑大遣返60周年回顧 日中関係未来展望フォーラム等の記念行事」参加への協力依頼のため来県された。 銭部長は、津村重光宮崎市長を表敬訪問し、「中国から日本人が引き揚げて60年が経っている、過去の歴史を振り返り未来へ友好をつなげる葫芦島百万人日僑大遣返60周年回顧 日中関係未来展望フォーラムを2006年6月に開催します。また、平和記念公園を建設し、引き揚げ者の当時の資料などを展示する資料館を建設するので、市長にも是非参加してほしい。」と要請があった。 市長は「記念行事が成功することを願っています。6月議会などで行けるかどうかは分からないが事務局で詰めてほしい」と述べられていました。 |
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銭部長によると、当イベントは、遼寧省人民政府メディア協会や葫芦島市人民政府が主催し、中国対外友好協会や日本日中友好協会が後援、中国大使館や在中国日本大使館、宮崎市日中友好協会及び松本市日中友好協会などに協力依頼している。 開催日時は、2006年6月25日(日)を予定し、フォーラムの内容については、 両国の代表挨拶や引き揚げ者代表の講演などを行い、平和宣言を行うことにしている。また、引き揚げ者などの声を掲載した文集をつくり、参加者へ配布したいので引き揚げ者や日中友好協会などの人々に寄稿してほしい。この件については、日中友好協会に協力をお願いしたいとありました。 |
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また、フォーラム当日の午後に、平和公園資料館の鍬入れ式やモニュメント除幕式、植樹などを行なう。平和公園は引き揚げふ頭が見渡せる高台に建設し(張学良記念碑の対岸)佐世保市の引き揚げ資料館を手本にした資料館を建設する。当時の引き揚げ者に文書や遺品などを寄付してほしい。 更に、フォーラム当日の夜は、フォーラムや記念行事の参加者が一同に交いした晩餐会を行うので、演奏や演劇、合唱など日本と中国側でアトラクションを出し合いたい。 |
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記念行事の翌日は、九門口水上長城や山寺、興城古城などの観光を葫芦島市人民政府が手配しますので自主参加でお願いしたい。
正式な企画書は2006年1月中旬に提出します。なお、フォーラムなどの日本参加者目標は最低100名ほどで、300名が上限と思っている。国内外の報道関係者を呼び、このイベントを通じて、宮崎市と葫芦島市の友好都市両市の知名度を上げたいなど説明がありました。 これまで協会は、20数年間、中国残留婦人や孤児などの支援に取り組んで来たことからも、このイベントを成功させたいと思っています。 |