都城市国際交流員 李 彪
月曜日から、天気は一変して、雨が降りつづけていました。
ぱらぱら散って落ちた花びらを見て、あの日花見に行ってよかったなと思っています。
桜のとても短い美しさが観客に感動をあげました。
なぜ世の中の良いものは長生きできないのですか?
短いこそ、大事にしなければなりません。
人生もある意味で、短いものだから、美しい人生をつくるために頑張りましょう。
次の日の夜、母智丘公園へ行って夜桜を見ました。
7時ぐらい行って、もう大勢の観客が賑わっていました。
家族連れや、同窓会みたいな人々が桜の下にシートを敷いて、楽しく舞台のショーを見ながら、歓談していたようです。焼肉の匂いと食事の匂いが空気に漂っていました。私達も早速焼肉をしました。
夜の桜は昼よりもっと一層美しいと思いました。暗夜の空はライトの光で、紺青色になり、カシミヤの幕みたいで、昼の眩しさがなくなり、この巨大な幕をバックにして、桜はピカピカ輝いていました。
昼には見られなかった光景でした。その美しさは言いようがないほどです。
十年前、日本語を勉強し始めてから、花見は日本人の生活を紹介する文章とテレビ番組によって、よく知っていました。
けれども、何回か日本へ来ましたが、なかなか花見の季節と合わず、桜の美しさを見るのは、夢の中だけでした。本当の意味での花見をしたのは、先週のことです。
先週3月29日(土曜日)、MAIA(都城圏域国際交流協会)主催の花見に参加しました。高城の観音池で、カナダ、中国ミャンマ、オーストリア、イギリス、アメリカなどの人達と地域の日本人が25名ぐらい集まり、自慢の手作り料理を持って、桜を見ながら、過ごしました。
桜の花は小さくて、色も薄く、単に一つの花を見ても、素朴すぎるようで、あまり綺麗とは思いませんでした。
ところが、枝に満開の花をいっぱいつけている時、見れば見るほど、だんだんその美しさが感じられてきました。
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