宮崎市中国友好交流訪問団が葫芦島市などを訪問ー平成16年8月ー

万里の長城  宮崎市中国友好交流訪問団は、宮崎市民と葫芦島市民との交流の架け橋づくりを行うために、平成16年8月8日〜8月14日まで友好都市葫芦島市を中心に訪問しました。
 訪中にあたり、アジアサッカー大会の中国対日本戦の翌日に訪問したため、少々不安はありましたが、特別警戒するものはなかった。
 しかし、中国旅行社としては、私たちが「日本旅行団体」と一目で分かるような、目印などは掲示しないことにしていたそうだ。日程表はこちら
天安門広場にて  北京市内の天安門広場及び故宮博物院を視察した。中国の象徴である天安門広場は、40万uもの大きさを持つ世界一広い広場で、周囲には人民大会堂や毛沢東記念堂、革命博物館などがある。当広場は、国慶節等の祝賀会場等として使われる他、中国の様々な歴史が繰り広げられてきた。訪問団一同は、先ずこの広場の大きさと天安門を望んで「中国」に来たと言う実感を味わっていた。故宮は今、2008年北京オリンピックに向けて、年間30数億をかけて修復を図っていた。
天下第一関  北京から高速道路で葫芦島市へ向う。目的地まで470q。中国の高速道路での制限速度は自家用車120q、大型バスは110q、大型トラックは100qとなっている。
 途中、山海関を見学する。山海関は「天下第一関」と呼ばれる万里の長城の東の起点で長城の三大関所の一つでもある。明代に築城された城壁は当時のままで長城の東端は渤海に突き出ている。
表敬訪問  葫芦島市人民政府を表敬訪問した。杜副市長は「宮崎市友好交流訪問団の皆さんを、心から歓迎するとともに98年から交流がはじまり、8年になろうとしています。本年5月に友好都市締結して各方面の交流が始まることを確信しています。両市は青少年交流を柱としています。私としても、これからの両市の交流は青少年の交流を深くして行くことにあると思います。皆さんの滞在は大変短いものがありますが、色々と見ていただいて当市を理解して欲しい」と述べられていた。
マンションの建設  四家子農民新村を視察した。700世帯、人口2000人足らずの村であるが、建設業や製造業等13の会社を持ち、年間2.4億元の売上で1800万元の納税、1人当たり4600元の収入を上げているとのこと。この額は、中国の平均からすると3〜4倍の収益となる。中国では郷鎮企業と称して村が共同企業体化している。そのため、村はマンションの建設などにより収益を上げるが、本来の農業が疎かになり耕地面積の減になっている。郷鎮企業は、郷や鎮の行政機関が経営するものから自営、私営のものまで含み、工業、商業、サービス業まで行う。農村の都市化、工業化、余剰労働力の吸収に多大の貢献をしているのも事実である。
 また、当村の民家を拝見した。煉瓦やコンクリートで建築した二階建ての一戸建てである。二階は使用されていなく質素な室内であった。質素倹約を旨とする中国人の部屋らしい感じがした。
日本俘虜遣返之地  葫芦島市の旧港は、1945年の終戦時に、日本人が引き揚げた港で、中国帰国者などには感慨深い港である。昨年、「日本俘虜遣返之地」記念碑が建立され、わずかに桟橋の石土台のみを見ることができる。当時、東北地方(偽満州)に取り残された老若男女はロシア兵などに追われ苦難に苦難を重ね、また、多くの人が途中で病に伏し、我が子を中国人に預け、身もボロボロになりながら、ここから日本人が引き揚げて行った。
 石碑には、「1945年〜48年105万人の日本人と日本軍が当地から引き揚げた……歴史を振り返りながら両国民は子々孫々にわたり友好的につき合わなければならない」と記してある。平和な今となった現地はあまりにも寂しく風化したところとなっている。訪問団の前田議員は、「今にも崩れそうな桟橋の土台を日中の架け橋となるよう保存できないものか」と心を悩ましていました。
沈陽故宮  瀋陽市では、9.18博物館を訪問。当博物館は、日本が中国を統治した時から終戦までを当時の写真や遺留品、ジオラマなどで紹介しているもので、初めて戦争の悲惨さを目にする人にとってはとても残酷なところである。しかし、展示品の多くは日本軍が撮影したもので事実でもあり、この悲惨な歴史に背くことはできない。中国政府は「中国は日本との友好関係を今後も重視。日本が歴史を鑑に両国の発展に共に努力することを望む」と述べている。
クレア事務所にて  北京にて日本自治体国際化協会を訪問した。当協会所長は「宮崎市の青少年相互交流に大変期待しています。中国は大きいので地域の差があります。日本から中国を見るときは、中国をひとくくりにしてはならない。日本人が中国に来たら、一人一人が日本代表になるので意識を持って来てもらいたい。特に若い人達にそのように期待をしたい。今の日本を中国の人々に知って欲しいし、お互いに学ぶべきだと思う、お互いに友好が基礎にないといけないのではないか。」と述べられていました。
 宮崎市と遼寧省葫芦島市との交流は既定の中学生等の青少年交流を柱に観光誘致や視察団の受け入れ、宮崎市民の派遣など民間同士の交流を更に研究しなければならないと感じた次第です。
北京の朝の一コマ 中 国 の 朝



北京の朝、愛鳥と散歩する老人
美しい鳴き声に聴き入る人たち、北京などでよく見られる光景です。
沈陽の朝市 朝市の人盛り
お年寄りの楽しみは、早朝の体操、そして朝市で買い物。
朝市で買った新鮮な野菜などで朝食をつくり、孫を学校へ送り出すことだ。
朝市で肉販売 中国の朝は早い、写真は自由市場で買い物をする人たち
肉、果物、豆腐、香辛料、何でもあります。

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