三馬鹿が逝く
第4回
「あの男がやってくる・・・この杜の都に」
プロローグ
杜の都でのスモール爆釣を聞きつけ、
先日5ヶ月以上にもわたる海外遠征の末帰国したあの男がやってくる。
秋田で暗躍するもう1人の釣りウマと一緒に・・・
今回は今までの恩返し。
けして仇で返すことはできない
俺は新たにポイントを探すべく前日も出撃した
開拓したNewポイントで1匹。いいサイズのニゴイが食った!
しかしながら、ここぞ、と言う場所は見つけられなかった・・・
夕まずめ、
今まで最強の釣果を出してきたポイント、
「珍湖のカリ裏」
この日は翌日のために休ませるべく、
いるのかいないのだけをたしかめたかった
同行者にこう言い残して水辺に近づく。
「最初で最後のキャストだ!」
そして・・・・
予告1投目のホームラン!
それは余裕で40アップのスモールだった。
先日の爆発を知る身としては喜ぶほどの魚でもないが
ルアーは片目無しの「独眼流チューン」
ベイト1本、20ポンドライン、ハードルアー
正に“仙台スタイル”
「何とかなるやろ、明日も・・・」
そう思いながら帰路に着く。
雪が舞い、凍結したその道を・・・
本編
さて、翌日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おはようございます」
「今日は宜しくです〜」
そんな和やかなムードで始まるも、
今回は本気の釣りウマがそろった。
それも4人も。
誰もが「一発かましたれ!」という野心家であるのは言うまでもない。
それでは、今回の面子を紹介しよう・・・・
Monster Kiss 管理人:拓矢
得意な釣り:ウグイ釣り
嫌いな釣り:冬のバス釣り。
職業:旅人
S字形とビックベイトの違いを最近知った。
万年自己中釣行記 管理人:まんた
得意な釣り:ハゼ釣り
嫌いな釣り:冬のバス釣り。
職業:ギャンブラー
最近パチスロで3万負けた。よって失業・・・
いつもはスカしたこと言ってるが、実際、ものすごい釣り狂。
マタギ系アングラー 鬼斬られ師さん
写真は天然湖でサクッと47センチのドナルドソン
なんてことなくバカ写真ですが、結構凄いことだと思うんですけど・・・
長身のナイスガイ!
そして・・・
世界怪魚釣行記 管理人:武
なんなんだ、この写真は・・・
自分(拓矢)を釣旅にはめた張本人であり、
現在モンゴルでタイメン(アムールイトウ)を狙う最強の釣りガイド。
当然のようにラインクラス別のIGFA世界記録保持者であり、
この写真の133センチのアムールイトウは武さんの自己記録、そしてそれはイコール日本記録。
そんなものすごい肩書きとは別に、ネタと酒を心より愛するめちゃオモシロイ人である。
さわやかな笑顔で時折発せられる鮮烈な毒・・・(笑)。
自分尊敬と親しみをこめて“武兄”と呼んでいる。
(とりあえずこの写真使ってみましたが、問題あれば即変えます>武兄)
さてさて、どうなることやら・・
まずいきなり珍湖のカリ裏に入る。
が・・・・
黙殺
ヤバイ、これでは士気が下がる!
というより武兄に殺されかねない(笑)
ガイド役として1匹釣らねば!
とちょっとした習得したばかりのテクをつかって・・・
面目躍如!
「32センチぐらいか・・・まぁ1本目としては贅沢いえないね」
しかし、今回はゲスト2人がメジャーを持っている人だったので、計測すると・・・
37センチ
俺の目測は(いい意味で)全く当てにならんことが判明
ルアマガ風、カナモ的ショットでもう1枚。
・・・・ものすごく人差し指がムカつくんですけど!
何とか士気は回復するも・・・
「ガイドが先に釣ってどうすんだよ!あぁ!?」
というものすごい鋭い視線を2人から感じる・・・
状況は渋いものの、ものすごい腹パンでコンディションのいいバス。
「なにを食ってるのか」
それが知りたくて腹を掻っ捌くのは釣り人として当たり前の行為です。
ヘンコなバスLOVE人ははっきり言って「キモい」
胃袋は空(残念!)でしたが、
捌いて始めて(?)わかった衝撃事実。
な、なぁんと!!
11月27日の段階で卵を、
しかもかなり成熟した卵を持ってました!
釣りやらないひとからは「それで?」と言われそうですが、
これは大発見ですぞ!!!
通常は春と言われるバスの産卵期。
だからこの時期には特殊なパターンがあるのだが・・・・
最近のスモール祭りはもしやプリスポーンだったのか!?
この事実はまだまだ謎の多いスモール釣り界に衝撃を与えるかもしれません・・・。
最近ミノーが強烈に効いた理由はこの辺にあるのかも・・・
どんどん腹掻っ捌いてみないといけませんね!!
もちろんここでバスを捨てたりなんてしませんよ!
頭と尾にナイフを入れて血抜きです。
殺した魚を美味しくいただくのは釣り人の権利であり、責任です。
魚を捌いてわかることっていっぱいあります。
身の色、油のつき方、
遊泳性か、居つきか・・・
元が海の餌釣り師なもんで釣った魚を食うことに何の抵抗もありません
「フザケンナ!」とおもった“アングラー”の皆様
風邪でも引いててください
と・・・・
うっひょ、根がかった!!!
@腕立て伏せで体を温めます。
A服を脱ぎます
履いているのは黒い股引。東北の冬はそれほど寒いんです!
「何でこの時期にバス釣りなんてしなくちゃいけないんだよっ!!笑」
別に江頭のまねをしているわけではありません。(ホントか?笑)
B飛び込みます
潜ります。
ルアーを回収します。
ルアーとはこれほど大切に使うものなのだぞ!
この後、皮膚の痙攣によりレモンを吐き出せなくなり、
呼吸困難に陥りました
よい子は決してまねしないように
ていうか、
釣れん、全く釣れん!
はい、この日終了。
帰宅後・・・・・
こういう写真がほしかったんでしょ!?笑
レモンの魅力を余すことなく伝えてます!
飾りだけではなく、レモン汁+醤油でポンズ風にあっさりと。
レモン汁+塩で、ノンオイルカルパッチョでさっぱりと。
全身超筋肉!
味はタイに似るも、新鮮なこともあってかその身の弾力はカワハギやフグのそれである!
カマやなんかはから揚げにしてみると、
それはカニの爪肉のような繊維質
「そりゃ〜強烈にひくわけだわ」と一同納得
いやいやなのが表情に出てますが・・・
「う、うまいじゃん!!」とは武兄の談。
卵も捨てるわけないでしょ!
たくさんの命なんだから、当然美味しくいただきます!
醤油と酒をふりかけ、レンジで長めにチン!
お好みで七味をかけて召し上がれ〜。
今回は肝臓も一緒に炊き上げました。
レンジでの卵調理は爆発に注意!
当然うまいです
そして怒涛の後半戦(2日目)へ・・・・・・
お疲れ様でした〜
わかる人にはわかる、某有名河川にて。
この写真がとりたいがためにわざわざ寄ってみた(汗)
首なし地蔵で超罰当たりショット。
このショットのあと、まんたは原因不明のスランプに陥った・・・。
はい、この日も終了。
武兄、鬼斬られ師さん共に1バラシのみ・・・
この2人でも釣れないのさ、それぐらい東北の冬はキツイんだって!
武兄「騙したね?」
鬼斬られ師さん「置いて行きます?」
武兄「若いもんに、はめられた」
ど、どうかお助けを・・・・(笑)
と、自ら罰ゲームを志願
罰を負う俺達その1
寒中水泳を強いられるまんた君
小雪舞う仙台、気温は既に限りなく0度に近い。
罰その2、
仙台市内最辛ラーメン、
E-beens近く、「赤鬼」のレベル“極楽”味噌ラーメンの完食を強いられる俺
どれくらい辛いかというと、友人の表現を借りるなら
「翌朝、コチュジャンが出た」
「この量のカプサイシンを血管注射すれば間違いなく死ぬネ」
・・・(汗)気合の入った人はお試しあれ。
あぁ・・・明日は尻が辛そうだ
そろそろおわろうとおもうんだけどさ
そろそろ皆さん突っ込みたくなってること言っていい?
あのさ
気がついたけどさ
三馬鹿って全然ゲストに釣らせてないじゃん
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「ま、すべてフィクションですから」
・・・滝汗×2
「笑えたので全てはオールOK・・・でしょ!?汗」
おしまい
武兄&鬼斬られ師さん>
遠いところ、ご苦労様でした
そしてすいませんでした(汗)
次までにガイドの腕を上げておきます(汗)
来年は祭りの一番いい時期にお越しください!お待ちしております。
おまけ
学ラン着用でハイポーズ!
武兄、鬼斬られ師さん、お付き合いいただきありがとうございました!!
武兄ファンの皆様、どうもすいません・・・。
こんな武兄が見られるのはここだけ!?