第12章 天上天下唯我独尊



その姿、まさに
威風堂々














こうして
大怪獣は俺の手に落ちた。












両の手に抱いた「夢の重み」


体中を支配する心地よい疲労感



そして
達成感









それがすべてだ。











ものさしや秤などどうでもよい

心の震え、そこに真実がある
















水の国に、黄色いサルの雄たけびが響いた。
















驚いた水鳥が飛び立つ











雄たけびがやむことはなかった






ワビルが叫び、ゴートンが吼えた。


























俺はカヌーの上を走り回り、発狂!

勢いで大河に飛び込もうとして二人にとり押さえられた(汗







でもそんな2人も満面の笑顔だった!








共に跳ねた、

共に吼えた、

そして泣いた。














いつまでもいつまでも。











声がかれる頃、

俺はまたなんだか切なくなった。




「夢」なんて言葉はこっぱずかしくて普段なかなか言えないけれど、

今はこの言葉が素直に言えるよ。


「夢は見るものじゃない、叶えるものなんだ!!!」
































同じく発狂して服を脱ぎ捨て、ハンツ一丁のワビル。(笑)

噴出しそうなその格好でぽつりと言った。

「Small 
Boy  Did A Big Job!!」
(小さな少年が、でっかいことを成し遂げた!)





























「Sorry、言い間違えたな」


















「Small Man Did A Big Job!!」












「もう”少年”とはよべねぇな。
お前はもう、立派なオトナのオトコだぜ!!」


















































遠くで雷が聞こえる。

雨雲が迫っていた。










「旅は明日までの予定だが、どうする?」
ゴートンが言った。








「悩むようなことじゃねーよ」
























































「帰ろうぜ、みんなの待つ村へ」








王様を超えたぜぃ!!俺が王様、裸の王様じゃー!!(崩壊中)」