
朝日岳・金峰山を歩く
お便りはこちら
8月4日(木)晴
4時少し過ぎに起き周りの方の迷惑にならないように布団をたたみ持物を整理する。親父さんが来て予定通りですかというので「はい」と返事する。朝食のおにぎりと昼食の弁当は昨夜のうちに頂いている。少ししたら温かい味噌汁を持ってきて飲んでくださいという。ありがたい。これですっかり目も覚める。やがて小さな声で「今日はラッキーですよ。朝のうちは曇だが日中は晴れてきますよ。」という。昨夜からの雨が嘘のようだ。
4時59分に山小屋から登山口に向かう。誰もいない。金峰山を借り切ったようなものだ。最初はゆっくり目のペースで進む。
← 登り口 地図リンク
シラビソの中の平坦な道を少し行くと急登が待ち受ける。
山小屋の親父さんの話を思い出し熊除けの鈴を出す。
早朝の一人歩きはやはり心細い。
← 朝日峠
最初の目的地点だ。コースタイムは30分だが少し
オーバーしている。ゆっくりモードできている。
予定通りだ。体が慣れたらスピードアップすればいい。
しばらくは小さなアップダウンが続く。
5時37分
← 朝日岳への最後のコース
大きな岩がごろごろしたコースで進む方向も見失う。
慎重に踏み跡を辿る。長い年月の間には岩でも踏み跡
は付くものだ。色も変わっている。ペンキは消えている。
← 待望の朝日岳
むろん誰もいない。カメラを置くような岩も無い。
リュックを置いて記念写真を撮る。その後山小屋で
頂いてきたおにぎりを食べる。下妻の下条整形の先生が
山で食べるおにぎりは最高のフランス料理以上だという。
が全くその通りだ。 6時20分
← 朝日岳西のコル
朝日岳から一旦急坂をジグザクに下り再度ピークを
越えると西のコルだ。ここから鉄山を巻いて急登を
詰めると森林限界に飛び出す。と一気に視界が開ける。
← シラビソと石楠花
同じ奥秩父の山だ。植生は似ている。当然だ。
やはり咲き遅れたハクサン石楠花が目を楽しませて
くれる。空はすっかり晴れ上がってきた。
← 森林限界
ついに森林限界に飛び出す。山頂はまだ見えない。
この岩場を登りきると山頂が見えるはずだ。
そう思うだけで胸がどきどきする。来てよかった。
← ガスの合間の山頂
なんと言う幸運だろう。晴れ上がって最後のガスも
どんどん北に流れていくではないか。
山に登る魅力の一つは「この感動があるから」と
言ってもいいだろう。
← 最後の岩場
消えかかった赤ペンの矢印を頼りに最後の岩場を
慎重に進む。三点確保で。とにかくすごい岩場
だから。それにしてもすごい景観だ。天気もよし。
← 金峰山山頂
ここはカメラを置く岩には事欠かない。大きな岩の
集まりで足場は不安定だが。それにしても周りの
景観は言葉では表せない。
7時46分
← 八ヶ岳
富士山をはじめ南アルプス、八ヶ岳、浅間山など
雲海の上に顔を出している。奥秩父の連山も。
北東のガスがまだ残っていて眺望が悪いが。
← 五丈石
金峰山に登ったら是非五丈石を目に焼き付けたい。
自然の造形の偉大さとでも言ったらいいのか。人間
の力など遠く及ばないこの作品を。
← 山頂からの富士山
目の前にで〜んと構える富士山をどうすれば写真に収め
られるか。しかもこの感動を伝えることは可能なのか。
プロに聞いてみたい気がする。
下山する時にはハイカーが次々と登ってきた。同宿者も。
名残惜しい山頂に別れを告げて8時14分下山開始。駐車場には10時24分に着く。瑞牆山荘に回ってみて時間が早ければこちらも歩いてみたいと思っていたので少し急いだ。山小屋に寄ってお礼をとも思ったがこれも割愛して先を急いだ。が、結局午後になってしまい瑞牆山は次の機会にする。大弛から瑞牆山荘までこれほど時間がかかるとは思わなかった。私は国道20号をひたすら走ったが近道があったのかも。もっとも増富ラジウムラインだけでも1時間は走るのだから無理も無い。
帰りは山荘前を13時39分に出て141号線から佐久南ICを目指す。工事渋滞が少しあったが家には6時20分ごろ無事に到着する。なんともすばらしい山歩きが出来た。
戻る TOP 次へ