『秋ヶ瀬緑道』

JR埼京線中浦和駅の下から、「秋ヶ瀬緑道」が始まる。中浦和駅は、高架になっている。緑道が始まるあたりで高沼用水路西縁と東縁が鴻沼川に合流し、鴻沼川に沿って緑道が続いている。

少し行くと、左手に「田島氷川公園」の木立が見える。

寄り道することにし、橋を渡り、公園に入って行くと、広場の端に、ベンチが置いてあった。

さらに、奥に入って行くと、水路があり亀がいた。最初は、亀を見てちょっとびっくりした。それに、じっとしているのを見て、つい置物かと思ったりもした。その先に進むと田島氷川神社がある。市内には各所に氷川神社がある。

緑道の終点は、桜橋である。鴻沼川はその先で鴨川に注ぐ。

桜橋のところで、右手に行くと「鴨川堤桜通り公園」に行きつく。左手に行くと、さいたま東村山線に出る。さいたま東村山線に出て、さくら草橋を渡り、右手に降りると「秋ヶ瀬公園」、左手に降りると「桜草公園」である。「昭和水門」の前を通って、左手に降りると彩湖である。

*****

初めて見た時は、「随分立派なテーブルが、場違いに置いてある。表面が、ぴかぴか光ってるな。」と思った。だが、よく見ると、椅子がないし、高さがテーブルにしては、低すぎる。部屋の中にあったら、ちゃぶ台だが、屋外にある場合は、木の切り株のベンチではなかろうか。

高さが、腰掛けるのにちょうどよい。だが、今まで、誰かが腰かけているところを見たことがない。自分も腰掛けたいという気にならなかった。多分、日本人には、心理的にこれに腰をかけるということは、無理ではなかろうか、と思うのだ。

(2011.10記)


水の流れる音が聞こえて来る。どこからか水路に流れ落ちる音だ。日差しも暖かく、春の小川のせせらぎのようだと思い、ふと見たら、つららができている。つららを見るのは、埼玉に来て初めてだ。

鴻沼資料館に来てみたら、午後は閉まっていた。水路の反対側を見たら、人が蜘蛛のようにするするとロープにぶら下がって移動している。消防隊員の訓練だ。つい見とれてしまった。

小高くなっているところがあり、地図で確認したら、古墳だった。橋を渡って近くに行ってみた。案内がなければ、古墳とはわからない。ただ、見る人が見ればそれとわかる特徴があるのだろう。

(2012.2追記)


春になり桜が咲き、菜の花が咲き、

新緑が清々しい。

(2012.4追記)


天気がよく日差しもきつく気温も高かったが、秋ヶ瀬緑道に入ったら、途端にすっと涼しくなった。

一つのベンチとその周りにだけ黒い小さい実がたくさん落ちていた。どの木から落ちてくるのか上を見上げたが、高すぎて木の枝についている実が見えない。どんな葉か見て後で調べようと思っても桜の葉に似たものしか見えない。というか水路側の木は桜そのものだ。

上を見上げて思案している間にもボタッ、ボタッと実が落ちる音が体の周りでする。その音にせかされた気がして、あきらめて先に進んだ。

歩いていたら、赤い実を付けた木があった。熟していったらさっきの実と同じになりそうだ。今度は手が届く高さだった。

後日、鴨川みずべの里で同じ実をつけた木を見たが「マグワ」と名札がついていた。そうかこれが桑の実だったのか。なんんとなく蚕に食べさせる桑の葉は木の葉ではなく草の葉のように思っていたのは、木だと葉を摘みづらいような気がしたからだろう。

(2012.6追記)


散歩indexへ戻る