『荒川』

荒川運動公園である。空の広さと空間の広さを堪能できる。


自転車道を北に向かい治水橋に入る。橋の渡り始めのところで、南側を写す。

橋の上から、北側を望む。

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JR埼京線(川越線)の指扇駅から、荒川のサイクリングロードまでは、歩いても比較的簡単に行ける。写真は、上江橋の手前で荒川の方向を写したもの。

橋の横に荒川の岸に向かう道も付いている。そうはいっても荒川が見えるところまではかなり距離がある。橋に入らずに下に降りて行っても、途中で、橋に上がれる階段があるので、来た道を戻らずにすむ。

橋に上がれる階段の手前にコンクリートの橋脚だけが一つあったので、何かと思ったら、古い橋の一部を残したものらしい。

橋は、荒川と入間川が合流する少し手前で両方の川に跨ってかかっている。合流した先が、荒川一本なので、入間川が荒川に注ぎ込んでいるということになるのだろう。下の写真に写っているのは、合流前の荒川である。

途中、荒川と入間川の間の陸地に、サイクリング道で下りていけるようになっている。ただ、突端まではサイクリング道を降りて歩いて行くしかない。道らしいものがあったが、スズメバチ注意の札もあり、あまりお勧めできない。

頑張って、突端まで行ったが、見晴らしがよくなったわけではない。向かって右側の入間川の方が比較的見晴らしがいい。写真の川の先に写っているのは、線路の鉄橋である。線路の下は、合流後の荒川ということになる。

上江橋は、歩いても渡れるし、自転車は歩行者に注意するようにという掲示もあった。ところどころ、歩道兼自転車道が外に張り出しているので、途中で立ち止まって景色を眺める人も多いのだろう。

上から眺める方が正解かもしれないが、距離があり過ぎて渡りきるところまでは、いかなかった。途中で敷物を広げてお弁当を食べられるような場所も見当たらない。

(2011.10記)


秋ヶ瀬橋から上流を見た。秋ヶ瀬取水堰が見える。利根川から武蔵水路を通って荒川に注いだ水は、ここから浄水場に送られて東京や埼玉の水道水になるそうだ。荒川の水だけ飲んでいると思っていたら、利根川の水も飲んでいるらしい。

利根川の水は、この下流でも荒川に合流している。見沼代用水路から芝川を通って荒川に流れ込むだけではなく、見沼代用水西縁から高沼導水路・用水路、鴻沼川、鴨川を通って荒川に流れ込んでいる。


秋ヶ瀬橋と羽根倉橋の間の荒川左岸の土手につる性の小さい白い花が咲いていた。

ヘクソカズラに似ているなと思ったが、甘い花のいい匂いがしたので違うようだ。

花弁に毛が生えているところや葉の形が違う。それにつるの巻く向きも違う。ガガイモというらしい。


荒川の土手には、黄色い花も咲いていた。

向こうに秋ヶ瀬公園の樹が見える。秋ヶ瀬公園の向こう側に荒川が流れているが、公園と荒川の間にも土手がある。土手が二重にあり、こちらも荒川の土手と言ってよいのか最初はよくわからなかった。

荒川のすぐ横の土手には、秋ヶ瀬公園あたりに越流堤というものがあり、大雨が降って荒川の水位が上がったらそこから荒川第一調節池に水が流入するらしい。荒川第一調節池は彩湖のところだけかと思っていたら、桜草公園、秋ヶ瀬公園も全部含んだ地域だった。秋ヶ瀬公園、桜草公園がある地域に越流堤から水が入り、その地域の水位が流入堤を越えると、流入堤から彩湖がある地域に水が流れ込む。

荒川の水位が越流堤を超えるくらいの大雨になると、荒川から鴨川や鴻沼川へ水が逆流するのを防ぐために、さくらそう水門と昭和水門は閉められる。そのため、荒川から調節池への水の入り口は越流堤だけになる。

平成11年(1999年)8月14日午後10時に水が流入堤を超え、15日午前9時に貯水量が最大ピークに達したという。この土手の下まで水が来るところを想像すると、それは湖を通り越して、もはや海じゃないかと思う。

(2012.8追記)


治水橋を渡りきり、右岸の親柱に「じすいはし」と記されているのを見て、いままで読み方を間違えていたことに気付いた。

地図を見ると荒川の右岸にも「さいたま市」域があり不思議に思っていたが、荒川の流れを直線にしたので市の境が荒川の流れとずれてしまったためらしい。

もとの荒川の流れが今の「びん沼川」とのこと。びん沼川の右岸の横に公園があり、ここは富士見市になる。公園の案内板に大雨のときには水没するので注意とあった。

自然にできたのが川で、人工的につくったのが運河、用排水路、放水路と思っていたが、排水路や放水路が川になる場合もあり、よくわからない水の流れは、「水路」と書いておくのが無難なようだ。


荒川の土手に彼岸花が咲いていた。ここの土手は、横堤で川の流れに直角の向きになっている。写真の向こうに見えるのは治水橋だ。

横堤の目的は、大雨の際に下流の方へ一気に水が流れないようにすることで、下流域を洪水の害から守るためということになる。

他方で、川の流れを直線にし、水を早く海に流すことで洪水の害を防ごうとしていることを考えると、川をどうするかということは、本当に難しい問題だ。

こちらは、左岸の土手から堤内地を見たところ。

堤内地の反対側の堤外地は、堤防と川の間を指すが、最初は、逆のような気がした。内外と言うと内の方は閉じられた空間のイメージで、堤防と川の間の閉ざされた場所の方が、堤内地の言葉から受けるイメージにあうからだ。今は、堤内地は、堤防の内側にあって、堤防によって守られている方と思っている。


上江橋の横に以前の上江橋の橋脚が一か所残されている。

上江橋に上がる階段は、自転車でも上がれるようになっている。

階段に上がって、残された橋脚を見降ろす。

上江橋の歩道兼自転車道の所々に設けられている張り出し部分まで行って、写真を撮った。

(2012.9追記)


秋ヶ瀬公園に越流堤を見に行った。車道脇の荒川寄りを歩いて行くとグラウンドがあるあたりに、公衆トイレがあり、その横から遊歩道に入っていけるのに気付いた。今まで公園寄りを通っていたので木立の影に隠れて全く気づかなかった。

その遊歩道に入ってすぐのところで、越流堤が見渡せた。写真には1枚に収まりきらない。材質が何かはわからないが、草木は全く生えていない。遠目で見るとそれほど高低差を感じない。低くなっているところから水が流れ込むところを実際にみることはないだろう。その時には立ち入り禁止になっているだろうというのもあるが、そんなに頻繁に大雨が降るような気がしない。

(2012.10追記)


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