見沼通船堀の東縁の一の関。
見沼代用水路は、利根川から取水しており、東縁と西縁に分かれる。東縁と西縁の間に芝川が流れている。見沼通船堀は、東縁と芝川と西縁をつなぐ運河である。見沼代用水路は農業用水で、余水を芝川に流しているため、代用水路の水位の方が芝川より高い。
江戸時代に、江戸から隅田川、次いで芝川を通って見沼代用水路まで舟で物資を運んでいたが、水位を調整しないと見沼代用水路に舟を通すことができないため、関が設けられた。
毎年、東縁の一の関で、夏に実演が行われる。細長い板を水位が上がるに従って落としていくのだが、水の力に押されて、板の両端が、真ん中の一番太い縦の棒に引っ掛かり固定されるようになっている。一枚板にしないのは、水圧が強いので、一気に引きぬくのは、人力では無理だからである。板の両端には、取っ手がついており、棒の先の鉤手に曲がったところで引っかけて、あげおろしをする。うまく引っかけて操作するためには、技術が必要なようである。
これは、西縁の一の関。