西伊豆                          H,16,11/22,23


PM,8:15,家発(ウイスキーと弁当の買い物) 
PM,8:45清水発〜10:50西伊豆着

月と星が 満天に輝いている。
夜釣りの釣り人は だーれもいない!。
今夜のこの港は オレの独り占めだーーー!!!。


走行中 道端にある温度計は7度だったが 風も無く車のヒーターが効いてい
たからだろうな 寒くは感じられない。
餌が無いぞ、明朝少し戻って買いに行かねば・・・・・。


今夜は風流である。11夜の月だが電灯がいらない。
煌々と輝いている 星と月明かりだけで充分に酒が飲める・・・・・。 
心地好い夜である。


そういえば波の音がしないな・・・・・。
この小さな漁港の中は ポチャッ ポチャッ という水の音と、時折舟と舟の
当たる コトン コトン という音しかしない世界である。


車のスライドガラスを開け放って、ウイスキーのお湯割りを飲みながら寝そべ
っているのだが 何にも寒くない。
眠気が襲って来たのだが なんだか眠るのが勿体無い気分でいっぱいであ
る。これが独りキャンプの良いところだなぁ・・・・・。


潮が少し動き始めたのか、チャプ チャプと心地好い音が少しづつ多くなって
来た。こんな月明かりと チャプチャプ音のする中で寝れるなんて・・・・・。
最高のシチュエーションだなぁ!!。


ウイスキーの酔いが回って来たぞ・・・・・。


月明かりで海が光っている!。
子供の頃に こんな絵本を見たような気がするなぁ。
月明かりの射す海の中に 魚やらカニやらタコなんかが泳いで居るんだな。


0:00。
カメラを持って外へ出て見た。
この雰囲気がデジカメで写せるか!?。
ポイントを求めてウロウロと歩く。
さすがに 長い時間薄着で外をうろつくと寒い!。
満天の星は無理だとしても 海に光る月明かりが写せたらいいのになぁ。


0:30.
少しづつ、少しづつ、月が下りて来る。
スライドガラスの額縁に 最高のアングルで一枚の絵が見える。
月明かりの海の真ん中に マストを立てた白い舟が舫いであるのだ。
眠いのに・・・・・眠らせて貰えないのである。


懐中電灯の電池が無くなって来た。メモを取る時だけ懐中電灯を点けて
いたのだが、窓から射し込む月明かりだけで充分である。もう電池を替える
必要はないな。


0:40。
煌々と灯りを点けた船が 左から右へと ゆっくりと動いて行く・・・・・。 
月明かりに光る海を横切って行く・・・・・。
客船なんだろうな。イカ釣り船にしては大きすぎる。


0:50。
用足しに表へ出た。星座が間近に見える。銀河が見える!。
もう、明日の釣りなんかどうでも良くなってしまった。
こんな素晴らしい夜があるんだなぁ・・・・・・。


・・・・・・ お湯割を もう一杯 ・・・・・・・・。


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そして、翌23日。

ひねもすのたりのたりかな ・・・・・・・・。