藁科川 H,17、6/25.26
6/25、(土)
午前中の用事を済ませて 藁科川へと車を走らす。
下流域の建設省跡を覗いて見る。
魚は居るぞ、良いかも知れない!。
急いでおとりを買いに走る。そしてヒロちゃんに電話を掛ける。
午後1時30分、ヒロちゃんが到着。
竿を出すと間もなく 15センチのチビ鮎が掛かる!。
心臓に命中していた!。残念である。 南無南無・・・・・!。
午後3時30分、移動していたオレの所へヒロちゃんが
「お〜い、助けてくれ〜〜!!。」
って呼びに来た。
「どうした〜?。」
車の中へキーを入れたままロックしてしまった と言う。
道具も何にも持っていない。車の屋根を見たら換気用の窓が開いている。はねあげ式の
この窓は少ししか開かない、いいとこ5センチ位か。細長い棒でドアーのロック解除のボタ
ンを押す事が出来ればきっと開くぞ!。
ヒロちゃんをハイエースの屋根に登らせるべく オレはヒロちゃんの尻を押す、棒がボタン
まで届いてさわるのだが滑ってうまく行かない、
「この棒じゃぁ駄目だ、もっとしっかりしたやつじゃないと。」
屋根の上から偉そうに指図するヒロちゃん。
しっかりした棒を探しまわるオレ。これならどうだってのを持って来たら
「バタンッ!!。」
窓が閉まってしまった!。
あ〜あ!、ヒロちゃん!!、あにやってんだっ!!!。
もうダメである。
ばったり会ったヒロちゃんの友人が JAFへ電話を掛けてくれる。
これで漸く助かったのであった。
そんなこんなで オレももう釣り気分では無くなってしまった。
用事のあるヒロちゃんと別れ スーパーで食料の調達。そして上流への移動を決め込む。
今の季節は日が長い、土手にシートを広げて テーブルを置き、周りに4個の蚊取り線香
をセットして、ランプも点けずに独り酒盛りである。
川の夕風が心地好いぞ〜!!。
8時、いささか暗くなってしまったので 車の中へ移動する。
だが、今夜は熱帯夜、お外でノーマットのスイッチを入れて 窓を半開きにしていたのだが
暑い、窓ガラスは白く曇って来る。
こりゃぁたまらん!とリヤーゲートを跳ね上げると 虫が入って来る。
10時、20センチ程リヤゲートを開けて寝る。お外でノーマットのおかげで虫は大丈夫だっ
た。(爆睡)
6月26日(日)
何年ぶりかの?早起きである。6時前に目が覚めた。
バイクが1台来た、素早い男である。バイクのスタンドを下ろすと同時に 河原へ走り出し
て行った。
バイクにまたがり、左手におとり缶をぶら下げ、右手に釣竿を握り、腰には玉網を挿してあ
る。 こういうのを準備万端!と云うのであろうか。
オレは、朝飯を喰って、果樹園の草むらでトイレを済ませて、河原へ。
先ほどのあんちゃんに声を掛けて下手に入る。
おとりは昨日の使い古しである、大丈夫かな?。
30分後、ようやく1尾掛かる!。バッチリ、背掛かり!!。
よーーし、これから入れ掛かりぃーーーー!!。
気合を入れてガンガン攻めるのだが、おかしい?、後が続かない、鮎は居るのだが・・・。
瀬尻は諦めて瀬へ入る。30分後、早瀬の芯で2尾目が掛かる。
その後も計ったように 30分に1尾のペースである。どういう訳か連続では掛からない
のだ。
おとりの勢いが悪くなってきたかな?って頃に パラリッと掛かる。
11時頃になって ようやくヒロちゃんが来た。
この時点でオレ10尾。ヒロちゃん 下手へ入る。
ヒロちゃんが来てから1時間、1尾も掛からなくなってしまった。タバコも切れた。
車からタバコと弁当を持って来て昼食タイムにする。
早起きのせいか、眠くなって来たが ここで昼寝をしてしまうとお終いになってしまう。
もう少し頑張れ!、自分を励まして午後の部へ。
本日の釣果、17尾。20センチが4尾、最大22センチが1尾。
この22センチには ちょっとしたドラマがあったのである。
弁当を喰っての午後一番、すぐに掛かる。良いあたり〜〜!!。
竿を立てて、おとりが水面を割って抜きにかかった所で プッツン!!。
親子丼である!。残念〜!!。
下手で見ていたおやじさん、何とも気の毒に・・・って顔して見ていた。
今日釣れる鮎は17〜8センチ、水中糸はナイロンの0.125でたくさんだろうと、H、14年
作の 今年になって5回程使い古した仕掛けで始めたのであった。
トーナメンターには考えられない暴挙である。
向かいのコンクリートの下をガリガリと走られて 多分糸はキズだらけだったのであろう。
仕掛けを0.15に上げて再挑戦である。
10分後に魚信!。寄せて来てから驚いた!。おとりの下に2尾付いている。
竿を立ててすくいにかかるのだが うまく行かない。
ようやくの事で取り込んだのが その22センチの親子丼であった。
午後一番にバラした奴を回収したのである。
だが せっかくの0.15仕掛けがグシャグシャになって使い物にならなくなってしまった。
ベストには小物用仕掛けしか入っていない。仕方なく残り一本の0.125仕掛けで始める
が どういうわけか20センチが掛かる。3尾目にとうとうコンクリートにこすられて 親子丼
でプッツン!。
青泥がまとわりつく時に より糸は使いたくなかったが仕方が無い。他はナイロンの0.1
と0.08しかない。この時点で今日の釣り気は失せてしまった。
ヒロちゃんも竿をたたんで戻って来てしまった。ヒロちゃんは最初の3尾で終ってしまった
ようだ。
車へ戻って 着替え始めてビーックリッ!!。
股間が変だな〜って 思ってはいたんだが・・・・・。
朝の草むらのトイレで 何かの虫に刺されてしまったようである。
ウエーダーとタイツを脱いだら 左太ももの内側が膝までにかけて真っ赤に腫れ上がって
いる、そしてもっとも大切な所である キン○袋がでっかく腫れ上がっているのだ。
どの位に腫れたかっていうと、全指を広げて一握り、リンゴ大である。
おかしいな〜??。って思う訳である。まともに歩けない、ガニマタ歩きになってしまった。
家に帰るとYさんから電話が来た。Yさんは釣り歴が長いから詳しいと思って 何に刺され
たのか聞いてみた。
「そんなとこが腫れ上がった人なんて 聞いた事がない!。」と云う。
「兎に角 氷で冷やして 抗生物質かムヒとかの薬を塗れ!。」
オレん家には薬なんか何にもないぞ・・・・・。
風呂場でシャワーを浴びて、患部であるあそこへ冷水をかけてみた。
うぅーーーーっ! 気持ちいい〜!!。
面白いぞ!。だんだん小さくなっていくぞ・・・・・。大き目のトマト位になったぞ!。
Yさんが
「今はリンゴでも 放っておいて 明日の朝になったらスイカになっていたらどうすんだ。
しっかり冷やして薬を塗っておけよ!!。」
Yさんに言われて気になったが ビールを飲んで寝てしまった。
翌日の朝、太ももも キン○袋も 竿も 赤から紫色に変わって腫れてはいたが 昨日より
は腫れが引いていた。
良かった〜!。スイカにならなくて・・・・・・!!。
良かったーーーーーっ!!。