さそりさん
      記念すべき1体目  

(縫い作業2007/10/27〜10/31)

普通はテグスという透明なビニール糸で縫うのものなのだけど
なにしろ ビーズ縫いの技法を手で試すのはこれが初めてなもので
縫い方から自力で考え出さねばならなかった

はたして両端に針がついた1本の糸で縫い上げられるものか まったくわからない状態で縫い始めたものだから
縫い糸を わざと目立つ色にしました

縫い方の正式名称がわからないので自分で命名しました


ビーズ写真

やっぱり 縫い糸が目立つなぁ・・・・・

使用糸:60番ミシン糸+一部60番透明ミシン糸
針:絹糸用手縫い針
ビーズ:丸小ビーズ約280個
作成時間:設計60分+縫い280分



ビーズ写真

両腕 
左が内側(2段キャタピラ縫い)
右が外側(3段キャタピラ縫い)
内側にある透明なビーズは [そこには何もありません]という合図である

バケットが開いたりはしません



ビーズ写真

しっぽ
奥の方が上部(3段キャタピラ縫い)
手前側が下部(2段キャタピラ縫い)
先端は毒針(2段60度基板縫い)

先端は毒針なので 通常はしまっているはず
表面にオーロラ加工を施した透明丸小ビーズ使用
穴方向が直交しているビーズ同士を どのようにして 透明ミシン糸で縫いつけたのかは
作った本人に聞いてもわからない

縫った後で気づいたが尻尾の水色部分は飛行機モードでは船首となる部分であり
透明ビーズで表現しなければいけない場所であった

微妙にねじれているのは 縫い糸の引きが甘いからです



ビーズ写真


胴体を縫う直前 バラバラ死体状態

脚が自立している
脚は3段キャタピラ縫いの応用
60度に交差していなければいけない糸が 90度に交差している箇所があるが
粒の大きさがそろっていない丸小ビーズでこれをやると仕上がりが悪くなる
アイロンビーズではこれでいいのだろうが
アイロンビーズは手芸とは呼びたくない

深緑のビーズは 穴に銀のメッキが施されており
見た目はきれいだが 穴が小さく
60度基板縫いでは ビーズの穴に最大6回針を通すのだが
針が5回しか通らず のちのちまでひどい目にあった

肩の爪は サソリモードの時に頭部触角になる部分だが
適当なビーズがみつからず 細い皮ひもを固定する金具をつぶして作った
スパンコールを削って作った方がよかったかもしれない



ビーズ写真

「スーパーリンクだ! 下になれ!!」
というシーンではない

胴体を縫っている途中の写真
一応これが正面で顔とデストロンマークがついている・・・・つもりだ

左の水色のビーズは下側から糸が飛び出し
右の水色のビーズは上側から糸が飛び出しているのがわかるだろうか?

この写真を見て 縫い方がわからない人は 何度説明してもこの2段60度基板縫いは習得できないだろう

向かって左の肩の爪が90度逆を向いてしまったのは 完全にミスです

撮影のため布に針を仮止めしてあります
2本の針を交代で使って縫っていきます
糸を割らないように 針の先は砥石かやすりで丸めてお使いください


ビーズ写真


背面・・・・・言われなきゃわからん
バイザーとしっぽがまだついていません

左肩の付け根は 縫い方をまちがえたのではなく これ以上糸が通らなかったので避けたと言ったほうが近い

脚のキャタピラがきれい


ビーズ写真

しっぽをつけている最中 ビーズの穴ではなくて ビーズ間の空隙に針を通しています
見た目 あまりにも痛々しいので 記念撮影

なぜ基板縫いと呼んでいるかというと
電子基板にはんだで 抵抗やコンデンサーをつける要領でバイザーなどを止めつけるからです

接着剤は 縫い終わった糸の結び目のほどけ防止に使っているだけなので
接着剤で止めたビーズは一つもありません

糸が抜け落ちないように針穴のところでむすんであります
大きさがわかる写真がこれ1枚だけなのですが 身長3センチに満たないので 
トランスフォーマーの手にマイクロンが乗っていると言うよりも
巨大化したガルバトロンの指の上に サソリさんがとまっているようなあんばいです



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↓↓以下は私のくどい語り

第7回トランスフォーマーファンケットで レゴブロックのトランスフォーマーを見て
ビーズでも行けるかと無謀にも考えたが
ビーズステッチの技法はそもそも 花びらやネックレス状の作品を作るものであって
あまり縫い方の参考にはならなかった

ビーズで作るマスコット系の編み方は 丸っこい体型のキャラにしか使えない編み方なので
やはり参考にはならなかった

なぜ一番最初に マイクロンパネルではなく立体物に挑戦してしまったのかは
第7回トランスフォーマーファンケットで買った 赤い表紙の同人誌と 黒い表紙の同人誌の影響でして・・・
ビーズ縫いの技法まで開発するほど 脳味噌フル回転する動力になってくれました 感謝します

あと 最後になりましたが トイの写真をホームページに載せて下さった方々 大変参考になりました


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↓↓以下は さらにくどい キャラ語り

宇宙のすべてが エネルゴンの太陽に飲まれてしまってもいい!!
  さそりさん あんたが幸せになっていてくれれば!!

・・・・・・・ギャラクシーフォースのトイに黒いさそりさんがいるので
      きっと すべてが終わった後は どこの軍閥にも属さずに
      生き残りのテラーコンを引き連れて 銀河の片隅でエネルゴンを掘っているのだと思っていたが
      別世界の別人でした(号泣)

なんでこんなに不幸なんだ この方!!

前半期は 初代メガザラックの散華したスパークのかけらから作られたので
記憶は怪しいが とりあえず同一人物で

後半は ユニクロン内部を漂っていた デストロン戦士のスパークが入っているので
元鞘に収まっただけで 彼は 彼なりに幸せなんだと

無理があるとはわかっちゃいるが
   思いたい!! 思いたいんだ!! 


インフェルノの時は 最後まで引き戻そうとしたのに
なぜさそりさんの時は あっさり見捨てたのだ! キッカー!!

勝手に甦らせておきながら
エネルゴングリッドに落下した時 なぜに見捨てた!! アルファQ!!

そして ロードバスター(英語名:Ironhide)は
君が悪いわけじゃないが 何か方向性が間違っていた

もしかして 一時の逢瀬であったとしても
さそりさんに手を差し伸べたのは ロディマスコンボイだけなのでは?



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