(2000/12/20最終改訂)
(2004/09/21HPにアップ)



<<<第3章解説>>>
燃燈道人と王奕が今後のことを相談する
という内容だけは考えたのですが、この2人に会話が成り立つかどうかが問題でした

この2人が1分以上けんかせずに会話できるとは到底思えない
会話の内容だけは全部考えたので一応載せておきますのであとは読み手の想像にお任せします
(逃げてる)


もはや私はどこまでがゲーム本来の設定なのかわからなくなっています
どこまでゲームネタばれでどこまでが私のオリジナル設定なのかは読み手の判断におまかせします
繰り返しますが、私は藤竜版封神のゲームをやったことがない

そもそも
「燃燈道人とゲーム版主人公2人の外見はなぜ似ているのか?」
という問題の解を導こうとしただけなのに なぜこういう話になったのだろう


<<<第3章設定>>>
これは550年前の偽装転落死事件から数年前の会話です

当時燃燈道人は、仙人修行どころかまだ言葉も話せない呂雄と蒼尚を命がけで育てています
(本当に何度も死にかけるのですが)

王奕は元始天尊の弟子ということにして崑崙山で生活しています

燃燈道人は封神計画開始直前に死を装って崑崙山から離れる計画でしたが
実際はこの数年後に崑崙山から離れることになってしまいます
そのことによって呂雄と蒼尚の成長が遅れて封神計画を変更しなければならなくなります
そして関係者全員の運命が狂っていきます

老子は封神計画終盤まで対極図を預かりながら、ジョカを監視する役目だったのですが
計画の変更により 将来の羌族の指導者邑姜を育てる役目と
記憶を失った太公望に 間接的に本当の計画を話す役目を押し付けられます

王奕は封神計画の数10年前に羌族として生まれる予定の呂望が死んだ時に
その肉体を使って天然道士として羌族を
殷周革命の時に武王を助ける存在にするために羌族を導く予定でした
姫昌は釣りをしている老人の呂望に出会い
姫昌と呂望は殷周革命の始まる前に寿命で死に、
彼らの子孫の武王と邑姜が協力して殷周革命を実行します

もし歴史が狂えば、殷周革命の前にジョカが世界を滅ぼしてしまう危険があったため
王奕はジョカの望む歴史を知っていたので
人間界の歴史をジョカの気に入るように微調整する気だったのでしょう
そのために 彼自身は人間界で仙道の太公望ではなく人間の呂望として行動する必要がありました

ジョカとの最後の戦いの時に
呂望の次の肉体に入った王奕か、ジョカに死んだと思わせて姿を隠していた燃燈道人が
(むろんどちらかが死んでしまう危険性も考慮していただろう)
対極図と封神台を使ってジョカを倒す予定だったのですが実際には最後だけ予定どうりになりました。

(ジョカに見つからないようにいつどうやって神界を作ったのかは謎
 逆にジョカに存在を知られながら神界を作っていたと考える方が自然だが
 その隙間をうめる設定はまだ私も考えていない)

実際には王奕は記憶を失うであろう自分の分身が
無意識の内に人間界で殷周革命の影の立役者になるように呂望の生い立ちを利用し
かつ仙人界において封神計画の実行者となるべく
元始天尊にごく自然に仙人界にスカウトさせるのですが、、、

楊ゼンと交換されて金鰲島に行って、封神計画を金鰲島サイドから実行する役割を担うのは
当時の予定では蒼尚のはずでした。
蒼尚であれば金鰲島に行っても問題ないですし、崑崙山にいるよりも蒼尚にとっては幸せかもしれない
蒼尚が200年前にまだ仙人修行も始められない状態だったため(4章でこの詳しい事情は語られる)
王奕は自分の魂魄を2つに割ってもう1人の自分を作り出します

なぜ王奕がこのようなまわりくどい手段をとらねばならなくなったかというと
2000年前の予定では封神計画の実行者は呂雄のはずでした
呂雄が一人前の仙人に成長すれば生まれつきの能力で
仙界大戦の犠牲者を殺さずに封神してジョカとの戦いに備えることができたはずですから

繰り返される時代の中で
なぜ? 王奕が今回の時代に封神計画を行おうとしたかというと
呂雄の存在があるのでしょう
いままでの時代には呂雄がいなかったがため封神計画を行うことができず
王奕は滅びる世界を見捨て続け 自分の肉体も何度も捨てて
繰り返される歴史に干渉せず ただ見守りつづけたのだろう

しかし呂雄はゲーム開始時の能力が道士です
彼は間に合わなかったのです
呂雄を導くはずであった燃燈道人が予定よりも早く崑崙山から離れてしまったからです

記憶を失いながらも太公望と王天君は燃燈道人との約束を守ります
それぞれのやり方で呂雄を導こうとしますが
結局呂雄は選択の余地の無い残酷な運命に巻きこまれます
元始天尊はそのことを燃燈道人には告げず
(告げたら封神計画を台無しにしてでも燃燈道人が黙っちゃいないでしょう)
狂ってしまった計画を補正します




ゲームをプレイした人なら
呂雄と蒼尚のあの性格でそんな難しい役割を負えるわけがない
とお思いでしょうが550年前の呂雄と蒼尚は今と全く違う存在でしたし
その後数100年間燃燈道人の元で修行する予定でした

まあ実際に仙人修行を開始するのはその400年以上後になるのですが、、
だから太公望の弟弟子なのです


<<<第3章:追記>>>
「過去の歴史」と「現在」との大きな違いは
伏羲が歴史に関与したかどうかではないでしょうか

伏羲は時が来るまで自分が生きていることをジョカに知られたくはなかったでしょうし
ジョカと一対一で 戦ったら勝てないことも知ってたから
歴史の表舞台に出てきたことはないと思います

しかし「現在」では彼は他人にまかせればいいようなことまで自分で行っています
たとえ魂魄が分裂しているとはいえ不用意だと思います

王天君が2人封神台に行ってしまったのにジョカは伏羲を見分けられた事を考えると
不自然です

太公望の役目は呂雄が実行し
王天君の役目は蒼尚が実行し
人間の呂望の役目を伏羲が実行する
はずだった と考えると妙に自然なのですが、、、

もしこれがうまく行けば、邑姜はもっと早く生まれ、
武王がケガをする前に加勢することができて、武王は長生きできたかも?
と考えてしまうのは やりすぎでしょうか?

史実での太公望の名前に「呂尚」というのがありますので
王奕は呂雄と蒼尚に自分(?)の名前を2人に分けた、、、ということにしておいてください


「過去の歴史」の呂望は伏羲とは何の関係も無い
存在だとすると
殷周革命の(300〜10)年前に羌族として生まれて

ある時は 赤ん坊の時に死んでしまい
ある時は 羌族の戦士として死に

ある時は 普通の人間として
ある時は 天然道士として
ある時は 仙人界での修行のあと 人間界に戻ってきて
ある時は 羌族の指導者になり

ある時は 羌族を滅びの道から救い
ある時は 羌族を滅びの道から救うことができず

ある時は 仙界大戦に巻きこまれ
ある時は 仙界大戦が起きず

ある時は 殷周革命に巻きこまれ
ある時は 殷周革命が起きず

人間界の歴史にかかわったのでしょう
さあ 「過去の歴史」はいったいいくつあるでしょうか?




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