(2000/12/20最終改訂)
(2004/09/21HPにアップ)

<<<最終章>>>

この章はゲームの広告を見て考えたので、書き出しはかなり昔に考えたものです
しかしその続きは、、、、、、、、書いてません





<<<最終章書き出し>>>
 目の前にいる亀の妖怪仙人はまるで死人を見るかのように私を見る
 「呂雄さん?」
 「落ちつけ 私の名は燃燈道人 呂雄に会いに来た」
 「あっ はいっ そうでしたね いやはや よく似ている」
 「私が最後に見た時にはこの封神台はまだ完成していなかった」
 「ええ でももう呂雄さんに会っても、、、」
 「そのことは知っている」

ってな感じで一応シリアスで攻めてくつもりでしたが書ききれませんでした
しかし私の書く小説ってスパイ同士の暗号文のやりとりみたいだ





<<<最終章解説>>>
私が呂雄の正体をメイル仲間から聞いたのが2000/8/9
蒼尚の正体を知ったのが2000/8/19
第1章と2章を書き上げたのが2000/8/30

もう私はどこまでゲーム本来の設定で、どこから私の妄想なのかわからなくなっているので
設定の矛盾点があったら教えてください(切実)


最初
燃燈道人と呂雄の外見がなぜ似ているか?
という問題を考えていた時、
550年前までは呂雄の管理を燃燈道人がしていたという設定だけはすぐに思いついた

呂雄の正体が宝貝の「百霊藩」であることは、もうゲーム攻略本にも載っていることなのですが
この宝貝の恐ろしい能力はメイル仲間から聞いた

この宝貝を手に入れた仙人達は 封神計画に利用することを考えた

さてここで問題になるのは 
「どうやって使うか?」ということだろう

この宝貝は
スーパー宝貝やナタクの核である霊珠と同じように意思を持つ宝貝だった

意思を持つのなら、いつか妖怪仙人のように人型をとる可能性がある
しかし、封神計画が始まる時までに人型を取れるのか?
人型を取れたとしても宝貝としての能力が失われてしまえば意味が無い

この当時封神台はまだ未完成であり
期待したとうりに動くかどうかはまだわからなかった

宝貝と妖怪仙人の違いは
宝貝には「使い手」がいないと動くことができないという点だと思います
「使い手」の力を吸収して奇跡を起こし 姿を変え 
「使い手」と離れていても動くことができる

この時に「使い手」が望んだ形に姿を変えることができるということは
百霊藩の「使い手」である燃燈道人は
百霊藩が自分と同じ外見をもつ仙人となって欲しいと
(無意識に)望んだことがあるということです

ただしナタクや呂雄のように成長すると「使い手」
がいなくても動けるようになるようですが、、、

呂雄は成長してからも
そばにいる人間の影響を受けて能力パラメーターが変化することと
燃燈道人以外の仙人には使えないはずの回復術を使える
という特徴があります

事実はどうあれ
敵味方入り乱れての大量虐殺を何も知らないふりをしてただ眺める
事は燃燈道人にできることではないでしょうから
かつて崑崙山に居た燃燈道人は封神計画の始まる直前に
死を装って崑崙山から離れる予定でした
(実際は予定よりも早くこの偽装転落死事件は起きてしまう)
どうしても封神計画の実行者は
計画の真の意味を知らないものでなくてはいけませんでした

燃燈道人は呂雄が成長して
「自分の代わりに封神計画を実行するもの」となることを本気で望みました
この時にもし、ただ「将来、封神計画を実行するもの」と望めば
呂雄の外見はもっと違うものになったかもしれません

550年前、目の開かない子犬程度の能力しかなくても
すでに「物」と呼ぶには情が移りすぎている呂雄を
宝貝として封神台の部品とする計画が持ち上がりました

この50年前に「夏」が滅んで「殷」ができたのが
予定より早かったため封神計画をすぐにでも
始められる準備をする必要があったためです

このことは12仙会議で話し合われるはずでしたが、元始天尊はこの時大きなミスを犯します

事情を知っている者たちの中には
呂雄を物としか見ない者(元始天尊・太乙真人 他)と
呂雄を物とは見ていない者(燃燈道人・王奕 他)
が居たことを忘れていたのです

そうゆうわけで あの3日3晩にわたって繰り広げられた師弟喧嘩が起きてしまったわけです
あの喧嘩は一芝居打ったというような甘いものではなく
両者とも殺意があったのです

ここで誰も手を出さなければ、大ケガを負って自力で飛べなくなった燃燈道人は
地上に叩きつけられて死んだはずなのですが
王奕が得意の空間移動を使って助けます もちろんこっそりと

この戦いの時の燃燈道人は蒼尚に肉体を、呂雄に(無意識に)気を大量に食われていたので
自力ではまともに飛べない状態で元始天尊と戦っていたのです
(漫画の方をよく見ると自力飛翔能力のある燃燈道人が岩場を足場にして戦っている)

元始天尊は計画を知りながら、感情で計画を台無しにしかねない燃燈道人がじゃまでした
王奕は燃燈道人に死んだふりをしてもらって
封神計画の開始直前に崑崙山から離れさせるつもりでしたが
元始天尊は燃燈道人がもし死んでもその能力を蒼尚が受け継げることを知っていたので
(4章参考・・・・)
燃燈道人を殺すことにためらいがありませんでした。

この後 呂雄は450年間行方不明となります
そのあたりの事情は第5章に書く予定でした(書けよ 私ぃ)
呂雄は姿を何回も変えながら徐々に人型をとれるようになっていったので
燃燈道人以外のだれも呂雄の形を知らなかったのと
偽装転落死事件の直前に燃燈道人がどこに呂雄を置いたのか誰もわからなかったので
結果的に450年間放置されます その間王天君のちょっかいもあったので
成長が遅れます

100年前に再び発見された時にはすでに人型をとっていたので
(と言うよりも人型をとれるようになったので
  崑崙山(人間界か?)をうろうろしていたら捕まった)
呂雄を宝貝として封神台の部品とする計画は一時保留されます、
しかし呂雄が本当の力に目覚めたのは予定よりも遅かったことと
呂雄の代わりに封神計画の実行者となるべく用意された太公望が
つごうよく王奕の時の記憶を失っていたために

言い方すごく悪いんですが(他に言い方ないんかい)
仙人としての呂雄は用済みとなり
宝貝の百霊藩としての運命を押し付けられます

呂雄が最後に自分の意思で選んだ選択を
燃燈道人は後になって聞かされます
その時になって始めて燃燈道人は自分の選択を後悔します

かつて太乙真人が予言した事
(0.3章参照:いやだ こんな残酷な話書きたくない)
が本当に起きてしまった時になって
しょせん逃れられない運命であったのなら
もし自分が百霊藩に仙人として成長して欲しいと期待しなければ呂雄は人型を取らず
人間として悩むことも無かったかもと後悔するのです



WS版2の設定がこれよりすごかったら本体ごと買うつもりです

藤竜版では呂雄が救われていないので
この話は、あまりにもオチが悲しすぎるので小説にしたくないです
私は どたばたギャグを書きたい

どこから道を誤ったんだろう 私は


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