改めて紹介するまでもない宇多田ヒカルですが、誰もが知っているだけにbpmを考える際にはいい例題になります。
最も売れている歌い手の平均bpmが95、これは最近のポップシーンのスタンダードとして捉えることができます。乱暴な言い方をすると、このテンポを中心に楽曲を組み立てれば間違いがないということになります。
しかしながら、95前後の曲は誰もが歌いこなせるわけでもありません。スローな曲の長いブレス(声そのものの良さ)や、速い曲のリズムで、間(ま)を埋めることができないからです。
結局、彼女の歌唱力を裏付けているだけに過ぎないかもしれませんが、bpmを考える際の基準として使わせていただきたいと思います。
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