長らく活動休止中だったCoccoが、くるりのメンバーを迎えてカムバック。1stシングル「初夏凛々」でポップスのお手本となるような、軽快で爽やかな音楽を提供してくれました。そしてわずか1ヶ月で発売された1stアルバムが本作となるわけですが・・・。Coccoファンの方は迷わず購入しましょう。問題は、それ以外で初夏凛々のテンポの良さを期待している場合です。
　bpcから様々なテンポの曲が含まれていることがわかりますが、こうなるとアルバムの印象は2つに分かれます。

　(1)positive → バラエティに富んでいる。
　(2)negative → 統一性(コンセプト)がない。散漫。

そして、初夏凛々以外はそれよりも遅めのテンポです。となると、「なんか期待と少し違う」→「negative」になってしまう場合があり即買いは微妙です。逆にCoocoの唄が聴きたい、でしたら当然「positive」→「買い」です。