〜 柴田 淳 〜
2001年 シングル「僕の味方」でデビュー 2002年 ファーストアルバムリリース 2003年 5thシングル「ため息」がスマッシュヒット
2005年 4thアルバム「わたし」リリース
「しばじゅん」の愛称で親しまれ、抜群の歌唱力と心の内側を鋭く見つめる歌詞が共感を呼んでいます。
1st,3rdは55,80、2nd,4thは70,90、と2種のテンポを織り交ぜることで、スローな曲が中心なアルバムでもあまり退屈さを感じないつくりになっています。
柴田淳さんの入門編としては2ndアルバム「ため息」がお勧め。bpcからもわかるようにバラエティ豊かな柴田さんの世界が味わえます。
バラエティ豊かなアルバムを作った次の作品、というのはアーティストにとって試練になるのではないでしょうか?
自分の音楽の引き出しの豊富さを使い切ると、自分の音楽はどこにあるのだろう?と再考せざるを得ないからです。そして引き出しの数より質のアップを迫られます。
案の定と言ってしまうと大変失礼ですが、柴田さんは現在悩みの時期だそうです。ただ、その不安定さが内向的指向と相まって思わぬ佳曲を生み出したりします。 Track.2「おかえりなさい」では「その両手で私を抱きしめるその時は、心を込めずゆるく抱いて ・ ・ ・」と恋人を待つ心境を巧みに描き、Track.4「あの夏」では叙情豊かな風景感が過ぎ去った思い出をくっきりと映し出します。 じっと自分と見つめあったアルバム、そして今このときでなければ生まれなかった曲達を御一聴あれ。
2005.7.23