1999年 シングル「ありがとう」でデビュー
　2000年 作詞作曲を休止、ヴォーカリストとして活動
　2001年 2rdシングル「Tomoni」で活動再開
　2001年 3rdシングル「Say Hi!」がスマッシュヒット
　2004年 9thシングル「夢がチカラ」アテネ五輪タイアップ

　やさしさと力強さを兼ね備えたヴォーカルと暖かい歌詞、時折見せるエッジの聴いたエスニックな楽曲が魅力です。

　まずは平均bpmから。アルバムを重ねるにつれだんだんとテンポが上がっていることがわかります。「ポップでノリが良くなった」といえるでしょう（これの是非は後ほど）。

　bpcをとっても、1st,2ndはbpm=60,80の曲を中心に構成されてますが、3rd、4thは110〜の曲が増えています。

　さて、この変化に対する評価は・・・

　amazonのused価格をみる限りでは、あまりいい評価はもらえてないようです。最新アルバムから安く売られてしまう、という状況は「昔は良かったのに」という気持ちの現れでしょうか。

　また、アテネ五輪とタイアップした段階で「使い捨て」的な売られかたになってしまっているのかもしれません。

　「昔のような曲を」というのは、酷な注文（禁句にしてもいいくらい）ですが、「普通になり過ぎ」という印象のようです（それでも十分に良い曲はリリースできているのですが･･･）。

　やはり１本芯が通ったアルバムとして、1stアルバム「Songbird」がいち押し( →CD Review )。また、2ndアルバムでは、よくある「癒し系」とは一線を画した鋭さがあり、また違った一面も見ることができます。曲のテンポ配分を見つつ好みに近いほうを。

　ただ、やはり期待は次のアルバムにしたいところです。このままただ歌のうまいポップアーティストで終わってしまうことなく、再び心を鷲づかみにされるような曲を待っています。