消えてゆく。

砂時計の砂が落ちるように。

ゆっくりと……確実に。

命の炎が消えてゆく。

目に映る世界。

死がえる世界。

えないのは自分が見たくないだけ。

えないのは自分が見ないだけ。

えないのは自分の心が壊れていないだけ。

いつか自分が壊れたとき、自分の死もえるのだろうか。

総てがえる世界。

見たくないのにえる世界。

見なくてもえる世界。

それが俺の世界だった。

5歳の俺の……ちっぽけな俺の目に映る、それが総て。




GS横島

 第二夜  その6 〜優華〜 




……ですから……


母さんが話してる。僕は縁側に座り庭を見ていた。

母さんの前には霊能力者の女の人がいる。


おこさんはたいへんつよいれいりょくを……


女の人が僕のことを話してる。

僕は庭を見ている。

庭に上品そうな老婦人が居て僕に微笑みかけてくれた。

僕は軽く頭を下げて挨拶する。


……いまも……まるでだれかがいるように……


母さんの声がする……僕の方を見て話してる。


……にわに……がいるようですわ……かなりよわくて……はっきりとはしませんが……


霊能者の女の人が曖昧あいまいに答えている。

僕には『はっきり』と見えるのに。

上品そうな笑顔、地味だけど質の良さそうな着物の色も

年老いているけれど年月が深みを持たせたことをうかがわせるその瞳も。

僕には普通に生きている人も普通に死んでしまった人も同じように見える。


……どうにか……

……なんとか……


母さんと女の人が僕を見ている。

僕は庭を見たまま二人を見る。

僕の後ろの二人を見る。

母さんは兎も角、女の人も気付いていない。

少しは見えるみたいだけど大した事は無い。

美智恵さんの紹介で京都まで来たのに。

芦家……京都の陰陽術の名家。

でも期待外れだったみたいだ。

期待……してたのかな。

多分こうなるんじゃないかって思ってたかな。

女の人は当主の代理って言ってたけど僕が見ている事に全然気付いていない。

裸どころか、お尻の穴まで見られても気付かないだろう。

僕が総て見えるって知ったらどんな顔するだろう。

……でも教えてあげない。

ちょっとでも期待させたから。

これなら奥の方に居る人の方がよっぽどましだ。

こっちの方が気付いてる分、力が有りそうだ。

でも僕の見る事は止められないだろう。

今も気付いていても何もしないのは止められないからだろう。

僕のる力を。


「……や……とおや……十夜?」


呼ばれて僕は、いつの間にか眼を閉じていた事に気付く。

また目を瞑ったまま周りを見ていたみたいだ。

母さんが僕を呼んでいる。話は終わったみたいだ。

ゆっくりと開けた眼に母さんの心配そうな顔が映る……が直ぐに目を逸らす。

まだ母さん達は良くえない……良くない限り。

まだ僕が壊れていない証拠。

今までに会った、僕をた霊能力者の人が出した答え。

僕が母さん達を『る事が出来ない』のは僕が無意識の内に『ない様に』しているとの事。

でも、いつか見えてしまう日が来るだろう。

このままでは――。




今から数週間前、僕の『る力』が急に強くなった。

急激にえてしまうモノに僕は熱を出し数日間寝込んだ。

そして、起きたら見たくないモノまでえるようになっていた。

今までも多少は人より良く見えてはいたが普通の霊能力者程度のモノだった。

強くなった力は僕の眼に色々なモノを映した。

何かに注意を向けると、それが見えるのだ……様々な視点で様々なモノが。

色々な所にて貰ったがどうする事も出来ず、母さんが美智恵さんに相談したら、ここを紹介されたけれど。




「かえるの?」

「違うわよ。当主様がて下さるらしいから……」

「とおしゅ?」

「そう……代理の方より偉い方よ」


僕は気の無い返事を返して、当主と思われる人物を『』てみた。


(おんな……のこ……と、おんなのひと。おんなのひとはかあさんぐらい……おんなのこは、ぼくとおなじくらい……)


意識を向けた女の子の背格好や容姿が僕の眼に映る。

可愛いと綺麗の中間ぐらいの容姿、髪は腰ぐらいの黒髪を結って纏めている。

黒い瞳は、5歳の子供が持つモノとは違う光を宿している。

そんな女の子の裸身の隅々までが映った所で慌てて意識を他に移す。

女の人は女の子に良く似ていた……お母さんだろうか。

だけど、やっぱり裸身の隅々まで見えた為、『』る事をやめる。正確には他に集中する……例えば庭の景色とかに。

今の僕に出来るる事への抵抗。

瞬時に見えてしまうモノへの、相手の死をない様にする為の足掻き。


「十夜? 大丈夫よ。きっと当主様が何とかしてくれるわよ」

「ええ、当主様が御呼びになられたんですもの。大丈夫ですわ」


母さんの優しい声と代理人の根拠の無い自信。僕にとっては期待できる材料にはならない。

二人の後を歩きながら当主様――多分、女の人の方だ――の所へ向う。でも女の子の方が能力は上かな。

そんな事を考えていると、何時の間にか二人の姿は無く、廊下に一人で立っている事に気付いた。


「あれ? ぼーっとしすぎたかな……」


見ると、何かの空間の中に入ってしまったみたいだ。多分隠し通路か何かだろう。


「でぐちをさがさなきゃ………?」


辺りを見回した時、通路の奥に何かが見えた。

今の僕の眼に映る『何か』。


「なんだろう?」


見えるようになって初めて『』えない何かが気になって奥に進む。

見たくないのに見えるものは嫌でも、見たいのに見えないと気になる。


「こ〜ゆうのをないものねだりってゆうんだよね」


そんな事をつぶやきながら進むと観音開きの扉の前に着いた。

木製の扉は鍵は掛かっていない……だって微かに開いているから。


「……? だれかいるの? ぼくをよんだ?」


誰かに呼ばれた様な気がして扉を開けて中を覗いてみる。

真っ白な光……それと、真っ黒な闇……そして誰かの手。

僕はその手を掴んで……


気が付くと僕は布団に寝かされていた。

ふと隣を見ると知らない女の子が寝ていた。


「…………………………!?」


それに気付いて身体を起こす。そしてまた驚いた。


「『み』えない!?……なおったの?」


辺りを見回してみる……隣の部屋に母さん達が『』えた。


「じゃあ、どうして? なんでこのこは『み』えないんだろう?」


普通に見える……少し前の僕の世界の景色のように……普通に見えていた世界のように。

考え込んでいる僕に、隣から障子を開けて母さんと女の人、それと女の子が入ってきた。

代理の人は隣で待っている。


「十夜、気がついたかい……いきなり姿が見えなくなって、母さん驚いたよ。

屋敷を捜して見つけたら、今度は女の子と手を繋いで廊下に立っていたんだよ。

そしたら、そのまま意識を失って……」

「気分はいかがですか」


心配そうな母さんの声に混乱気味の僕を女の人……当主様の声が説明してくれる。

母さん達の後ろに居たはずの僕が急に居なくなってしまったこと。

探したら廊下に女の子と手を繋いで一緒に居たこと。

母さん達が気付いて駆け寄ったらそのまま意識を失って半日ほど寝ていたらしい事を。

話をきいて少し落ち着いた僕に当主様がゆっくりとした口調で話し掛けてきた。


「その子が『』えますか?」


「……『み』えない……でも『み』ることができないわけじゃないとおもう……」


当主様の声に、少し考えてから答える。

試してないけれど、もっと『』ようとすれば……

僕の声を聞いて当主様はにっこりと笑う。

やさしい笑顔。何か良い事あったのかな。

そんな僕の気持ちが伝わったのか、当主様は優しく微笑んだまま僕と母さんに言った。


「十夜君は、今日『』えないモノを知りました。

これで『る』事の出来るモノと『る』事が出来ないモノとの境目を知った事になります」

「そ……それじゃ……」

「ええ……本人に自覚が無くても、こういうものは感覚的なものですから。

十夜君、私達を普通に見る事が出来るでしょう?」


当主様の言葉に母さんが半信半疑で尋ねた。

僕は当主様に眼を向けてみる。


「……ホントだ……」


まだ、少し服が透けて見えるけれど……まるで、もう一つ見えない目蓋が出来たみたいに普通に見える。


「もう見たくないモノまで見えずに済むでしょう……」


そう言って当主様は女の子を側に呼ぶ。


「後は『馴れ』ですね。……妖華あやか、向うで十夜君とお話でもして来て下さいな。

私は百合子さん――十夜君のお母様と少しお話が有りますから」

「わかりました……母様。行きましょう……」

「え……う、うん」


先程『見た』女の子――当主様の娘だろう――が僕の手を引いて庭に僕を招く。

僕は急な展開に着いて行けず未だぼんやりしていた。

今までどんなに偉いと言われるお医者様や霊能力者の人でも何も出来なかったのに……。

そんな僕の考えを妖華と呼ばれた女の子の視線が遮った。

じっと見詰めてくる瞳……何かを秘めた瞳。

最初『見た』印象のままの瞳が更に何かを含んで僕を見ている。


「な……なに?」

「…………」

「あやかたん……てゆうんだ」

「…………」

「ぼく、よこしま……よこしまとおや」

「…………」

「……えーと……」


黙ったまま見詰めてくる少女に僕は途方にくれる。

美神たんなら勝手に話してくれるのだが、考えてみると自分から積極的に話した事なんて余り無かったから――。


「……え? なにかいった? きこえなかった」

「…………たでしょ


小さな声が聞こえた気がして聞き返したけど、よくわからない。


「私の裸、見たでしょ」

「…………………うん」


ようやく聞こえた妖華たんの言葉に、少し躊躇ためらったけど、ちゃんと答えた。

正直に答えた僕に妖華たんが顔を真っ赤にして睨んできた。

白い肌が赤く染まり余計に肌の変化を際立たせる。


「…………ごめんね」

「……………………」


素直に謝る。何せ先程まで『』え過ぎていたのだから。


「いまは、ふつうにみえるよ」


妖華たんの能力は母親より強いのだろう。今は服は透けず普通に見えた。


「…………どこまで『』たの?」


真っ赤なままうつむいて、妖華たんが聞くので僕は正直に答えた。


「あやかたんのぜんしん……みんな……おしりのあなまでぜんぶみえた。でもいまは『みて』ないよ」


僕の答えに妖華たんの身体がびくりと震え、そのまま小刻みに震えだした。


「どうしたの? さむいの? おへやにもどろっか?」

「……………………………………………………」


僕の声にも反応せずに……妖華たんは震え続け……やがてピタリと止まった。


「………………」

「え? なに? どおしたの?」

「………………」

「なに? よくきこえないんだけど?」

……よりてわれにしたがいし……

「???」















「出でよ、式神! 現われ出でて我が恥辱を雪げ〜!!」

「!?!?!?!?!?」















それが俺が初めて見た式神だった。

その後は庭が半壊するまで壮絶な鬼ごっこが行なわれ……妖華が力尽きるまで続いた。

勿論、俺は逃げ切った。

今生きているのが、その証だ。

実際、死と隣り合わせの鬼ごっこの御陰でその日の内に『る』能力の制御は随分上達した。

当主様は判っていたのか何も言わなかった……勿論、鬼ごっこの間も助けてはくれなかったが。


そして優華が俺の妹になった日でもある。

俺が奥から連れてきたらしい女の子の事だ。

優華と名づけられた――妖華と良く似ている――少女。姉妹といっても通じるだろう。

芦家に伝わる伝承、口伝に今日の事が書かれていたらしい。

芦家の代々の使命の一つがこの口伝だったらしい。

簡単に言えば、客が来て奥から姫を連れ出す……てな感じの事らしい。

つまり俺って誘拐犯か間男、あるいは――どちらにしても犯罪者っぽい表現だ。

まぁ、当時5歳だった俺にそんなつもりが有るはずも無く、出て来てしまった者は仕方ないし。

俺の眼がマシになったのは優華の御陰だし……てなわけで、お袋が預かる事になった。

これも口伝の続きだが、連れ出した者に預ける事……となっていたらしい。

酷い口伝だ。だれだ、伝えたの?

そう聞きたくなる内容だが、実行する芦家当主も当主だが、それを受け入れたお袋もお袋だろう。

まぁ、俺みたいな子供を普通に扱える母親の方が珍しいか。

親父はちょっと『えた』浮気相手の事をお袋に教えてから姿が見えなくなったし……まぁ生きては居るようだが。

芦家に来る前、尋ねた医者が「子供特有の戯言ですよ」そう言って信じてはくれなかった。

俺の眼には医者の『死』が近い事が『』えたが何も言わなかった……言っても信じないだろうから。

お袋だけがそれを信じた。

数日後、その医者が事故で死んだ時、お袋は霊能力関係の治療施設を探した。

普通の親なら子供を気味悪がっても不思議じゃないのに。

御陰で芦家に辿り付き、妖華と出会い、優華と出会えた。

色々な意味で破天荒なお袋に、今でも俺は頭が上がらないのは仕方が無いとして――。















「放任主義も程々にしろや」と言いたい。


俺が優華と二人暮しなのは多分にお袋達の性格に拠るものだ……絶対そうだ。

生活費は振り込まれている為に金銭的な問題は無いにしろ、俺にとっては問題ありだ。

俺も優華やルシオラ達の好意を多少なりとも自覚している。だからといって……。


『朝、目が覚めると、優華が勝手に布団の中で寝ていた。昨夜の雷がよほど怖かったのだろう。

はだけたパジャマから、胸がチラリと見える。いつのまにこんなに成長していたのだろう……』


……はっ、だから優華は妹なんだよ〜(絶叫)な状況とか、


『ルシオラは幼馴染の女の子。偶に俺の部屋に勝手に入ってきては、俺の部屋を物色している。

その日、ついに俺の秘蔵のエロ本が見つかった。わぁ、こんなコトするんだ……ねぇ、あのさ、私と試してみない?』


御陰で迂闊にエロ本が置けなくなりました(血涙)な実状とか、


『両親が旅行で留守の間、俺と優華は隣のルシオラの家に預けられた。

食事の後、風呂に進められ、緊張しながら石鹸と同じ匂いがする風呂につかっていると、

『横島、背中を流してやろう』と、ベスパが入って来た。おおきくなったな……、と俺の一部を見つめるベスパ……』


隅々まで洗われてしまいました……ついでに悪戯もされちゃいました(恥)な思い出とか、


『ある日突然、俺の家にやってきた獣っ娘達。実は彼女達は、俺の貞操を奪う為に侵入したけだものだったのだ!

私が先に出会ったんだから私が最初よ! 女狐は黙っているでござる。先生が拙者の初めての人になるでござるよ!』


彼女達の目がそう語っていたような(滝汗)な予感とか、


『ある日、俺の学校にネコミミの女の子が転入してきた。はにゃあ、と、皆に愛想を振りまく彼女。

純情(?)な俺は懐いてくる彼女を凝視する事が出来ず、その日は逃げる様に家に帰った。

しかし、そこには、お帰りなさいませニャ! ご主人様ぁ! と、メイド姿の彼女が待ちうけていたのだ』


猫耳? 女の子? 予知夢ですか? じゃなくて、

なんでこんなシュチュエーションが!? 幻術の続き?

そう……これは――



















萌ぇーーーーってやつだぁ!!


「アマド金閣さんありがと〜って……あれ?」


気が付くと俺は優華の膝枕で寝ていた。

いつもの様に優華の微笑が俺を迎える。


「気が付いた……兄さま。気分はどう?」

「ああ……すこし貧血気味だけど……他は大丈夫。ルシオラや美神さん達は?」

「私はここよ」


そう言って優華の隣にいたルシオラの手が俺の頭を自分の膝へと移す。

代わりに優華が立ち上がり奥に消えた。

ルシオラの膝枕で俺は、ぼんやりと優華の後姿を見送る。


「晩飯か?」

「そうよ。夕御飯とお風呂の仕度……まぁ美神さん達も居るから、その手伝いかしら」


部屋の明かりと腹具合で晩飯時だとは見当がついたが、向こうから皆の声が聞こえてくるのが気になった。

てっきり気付いたら家に戻っていると思っていたんだが。


「皆、居るのか? てゆうか……まだ別荘だよな」

「そうよ。横島が夢を見ている間に一泊が決定したの。明日は日曜だし部屋は有るから問題は無いし」


額に乗せられたルシオラの掌の温もりを感じながら、まだ少しぼんやりした頭で考える。


「じゃあ、西条……先輩とかもいるのか」

「西条……先輩と、美智恵さんは帰ったわ。美智恵さんはオカGの仕事で、西条は……」

「……何故そこで沈黙する?」

「大丈夫……生きてる筈よ」


俺もルシオラも西条を『先輩』と呼ぶには多少抵抗がある……が、今は奴の状況だ。


「……………………………」

「ちょっと街まで買出しを頼んだだけだから……」


俺の沈黙に後頭部に汗マークを浮かべながらルシオラが説明する。

ルシオラも俺が聞きたいことは察しているのだろうが、やはり言いづらかったんだろう。

それでも一応、奴の安否のために気になっていたことを確認してみる。


「……呪的トラップは教えたのか?」

「……忘れてたの……」

「………………………」

「………………………」


西条の末路安否を考え重くなる雰囲気は、俺の腹の虫が鳴る音で終った。


「腹減ったな……」

「そうね…………」


そう言って黙祷もくとう沈黙する俺達。

さらば西条……と言う冗談はさて置いて。


ルシオラは俺の顔を見ながら微笑んでいる。

俺は先程の夢を反芻する。

過去の自分の夢と、先程の現実に有った事と夢(?)の……萌え全開な状況を。

過去の事は、優華と妖華――あし妖華あやか――に初めて出会った日の事。

俺が初めて自分の『眼』の能力ちからを多少なりとも扱えるようになった日の事だ。

初めて見た式神に殺されかけた日でもあるが昔話――思い出っていうやつだ。

問題は現状の俺の環境にある。

ハッキリ言って正常な男子高校生には刺激が強すぎる環境だ。

これが他人なら羨ましい限りだろう……俺なら間違いなく呪っている。

だが、俺に誰かが選べるほどの自信は無い。

少なくとも身近に美形が居る環境下で育った俺は自分の容姿を過大評価はしない。

そして……男の評価は『顔と金と地位』だ……BY美神。

俺もそれには異存は無い(涙)。

それに優華は妹だ……俺を慕ってくれるのは兄妹としてだろう。

ルシオラは幼馴染だ。おそらく世話のかかる弟ぐらいに思っているのだろう。

タマモは多少気を許してくれたみたいだが、助けたぐらいで俺を好きになる訳がないし。

シロは師として俺を慕ってくれている。いくら懐いているとしても師弟としてだ。

ひのめちゃんは仲の良いお兄ちゃんとして慕ってくれている。

美神さんは言うに及ばず。だって、あの美神さんが俺の事なんか……ねぇ。

ベスパは俺の事をからかってるみたいだし、パピリオは遊び相手ってとこだろう。

何にせよ――。
















「誤解は良くないよな……」


間違っても俺がモテル訳無いしな。

あぁ……何か自分で言ってて空しくなって来た。


「なに? 横島? 誤解って……??」

「うんにゃ、こっちの話……只の独り言、気にすんな」

「でも、泣いてるわよ?」

「ちょっと悲しくなっただけ……」

「??」


そう……この誤解しそうになる状況で……俺の高校生活が始まった。
















「……ここは何処だ……?」


その頃、西条は……道に迷っていた。

彼が街に着いたのは一週間後の事だったそうだ。

尚、美智恵さんが気を利かせてオカGの訓練中として学校各位に通達した為、捜索願等は出されなかった。

もちろん欠席にはならなかったらしい。


「うれしくない…………がくっ」




オチに使って御免よ西条(挨拶)

何か……詰め込んだらこんな感じになってしまいました。

こんな感じですがどうっすかね……


あ、今回は削除した一文があります。

「美智恵さんは人妻だしな(以下略)」


書こうか迷ったので削除しました。でも此処で書いちゃいました(笑)

適当なところに挿入してくださいね(笑)

やっぱブラックアマドさんのエロエロビームの影響ですかね(笑)

抵抗レジストした筈なんですが……


と、ここで質問、

ルシオラ篇は如何しましょう。蛇足になるようなら第三夜に入ったほうがいいですか?

一応、第三夜から動きが良くなる筈……何ですが……多分。

第二夜は今のキャラ達の過去の話……出会い篇ですから。




夜:「私は何時出るのだ?」

あれ?居たんですぎゅぱ

夜:「……で、私は何時出るのだ?」

……だっ……て……レスに……

夜:「どこぞの人気投票じゃ有るまいしレスで私を出すか決めるつもりか!?」

うぃ……そのとぼりぃ

夜:「で、私を何時出すのだ?」

………………………………

夜:「…………まぁ、第二夜を続けるか第三夜に行くかもレスに求めるような奴だからな……」

………………………………

夜:「できる事ならついでで良いからレスを貰えれば嬉しいという事だな」

………………………………

夜:「不甲斐ない作者に代わり、宜しく頼む」

………………………………

夜:「……今日は復活が遅いので……ゴホン……では返答を」


夜:「という流れで、掲載時は私がレスを返していたのだったな」

私が復活した頃には終わっていたアレですね。

夜:「あの時は最後までオリジナルキャラの予定を皆に聞いていたのだったな」

いや、マジで悩んでいたので………

夜:「悩むまでもなく、私のおかげでレスが増えたではないか」

でも、作者わたしが後書きでシバかれる回数も増えましたが(汗)

夜:「それは当然の『お約束』というやつだな」

そんなお約束は嫌ぁーー!! ごきゃ

夜:「これを『お約束』という」

………なんか久しぶり………がくっ




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