Kyoto Shimbun 2003.03.14 News
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 住民有志「鉾参通」と命名
 西陣 名前のない通りは不便と
 家が面している通りに名前がないのは不便だ、と京都市上京区大宮通寺之内上ル西入ルと住所表記している、西陣の東千本町、西千本町、歓喜町の3町の住民有志が、通りを「鉾参通(ほこさんどおり)」と命名した。15、16日の2日間、お披露目を兼ねた工芸展を鉾参通一帯で開く予定で、通称名として地域に根付かせたいと意気込んでいる。

 通りは、寺之内通の北、廬山寺通の南にあり、東は大宮通、西は称念寺で行き止まりとなっている約350メートルの区間。初めて来る人は、なかなか目当ての家にたどりつけずに迷ってしまうため、以前から「名前がほしい」という声が強かった。

 命名したのは綜絖(そうこう)業富坂儀一郎さん(55)。昨年、今宮まつりで用いる剣鉾の留守鉾を、西千本町が市歴史資料館に寄託した際、ほかの2町も同様に剣鉾を保存していることを知り、思いついたという。

 3町には、西陣織関連の職についている人や工房が数多く残っているため、地域のPRを兼ねて工芸展を企画した。表具、西陣織、綴(つづ)れ帯地、木工芸などの14軒が賛同し、それぞれの工房で作品を展示する。参加工房には「西陣鉾参通」ののぼりとステッカーを掲示する。

 製作のみで小売りをしている人は少なく、帯地作家の西村太一さん(67)は「作り手の思いをお客さんに直接伝えたい。評判を聞いてみたい」と期待している。富坂さんは「工芸展で、通りににぎわいを取り戻し、住民に通称名を認めてもらえればうれしい」と話している。作品展は午前10時から午後5時まで。

写真= 「西陣鉾参通」の名前をPRしようと工芸展を開く住民(京都市上京区大宮通寺之内上ル西入ル)

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