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畳の豆知識
■ 畳は、室内の空気を浄化します

畳表には空気をきれいにする特徴があります。イ草の中の小さな穴が、空気中に含まれている

有害な二酸化窒素を吸着する性質があることが、東大工学部西村研究室の研究によってわか

りました。知らない間に室内環境の浄化をしてくれているのです。保温性・断熱性に優れていま

す。イ草は直径1.5mmくらいの細い草ですが、断面はスポンジ状になっています。またワラは中

がストローのように空洞になっています。ですから、イグサもワラも弾力があることで、多くの空

気を含んでいます。空気には熱を伝えにくい性質があります。

暑い夏の日には、畳が含む空気によって暑さを遮断し、ひんやりと心地好い感触をもちます。

寒い冬の日には、外の冷たい空気を畳の中の空気がさえぎってくれます。

このように夏は涼しく、冬は暖かいという優れた断熱性と保温性があります。


■ 適度な弾力性


畳の表面は、イ草という多年生の植物を編んだものです。イ草の内部はスポンジ状になって

いて、たくさんの空気を含んでいます。また、畳床は、乾燥した稲ワラを圧縮したもの。

稲ワラはイ草と違い中は空洞になっています。ここにもおおくの空気がつまっています。

このため、お年寄りの方や赤ちゃんが、ころんでもたいしたケガをせずにすむのは、空気を多く

含んだ畳は適度な弾力性があるからです。


■ 高い吸湿性・放湿性


イ草と稲ワラでできた畳は呼吸をしています。イ草のスポンジ部分、稲ワラの空洞部分が湿気

を吸放湿します。一帖分の自然吸放湿量は、約500mlです。部屋の湿気の多い時に吸収し、

空気が乾燥した時は湿気を放出しますので、ダニの発生も予防。高温多湿の日本でイ草が

重宝されてきたのにはそんな理由もあるのです。 しかも、ジュータン、カーペットに比べ畳は

湿気を吸う速度が遅いため高温多湿の日本の風土に適した床材です。

もっとも、その畳も古くなると、吸湿効果を失います。時には畳に風を通すことが必要です。


■ 香り

畳の部屋でリラックスできるのは、畳のかもし出す独特の匂いと関係しています。

畳の香りとは主にイ草の香りです。イ草の香りには鎮静効果があり、まるで森林浴をしている

ような効果があります。この心地よい香りで、自然に呼吸が深くなり心身ともにリラックスできる

のです。

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和室の生活はだから安心なんだよね!!

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