車に乗ってからガイドさんからクイズを出された。
「韓国の3大特産品って何だ?」
「ん〜キムチ?高麗人参?」
「1つは高麗人参です。2つ目は白磁・青磁等の陶磁器です。
あと1つは…宝物で・・・」
「ああヒスイ?パワーストーンの広告で
韓国にしかない変わった輝きのヒスイがあるって聞いたことあるよ」
「違います。正解は紫水晶です!!」
(?。?)は?
初耳である。
こうして、ツアーじゃない旅なのにツアーだと必ず行くという
紫水晶の館に連れて行かれた。
しかもガイドさんは入り口で待っているという。
か細い声の日本語案内の店員さんが説明を始めた。
「ここは…」
「ほほぉ・・・(って全然聞こえない)」
「・・・というわけで、どうぞお買い物をお楽しみください。」
と言われても見渡す限りのアメジスト
しかも宝石というだけあって超高級なものばかりなのである。
棚には0が沢山並んでいる様な値段の原石が並べられ
ショーケースの並ぶ店内には
日本語がめちゃくちゃ達者なおばちゃん店員達が配置され
「私のブースから買って」的視線を浴びせまくっている。
B級の均一商品で5000円より
眼鏡で軽く予算オーバーしていた私には手が出せない代物。
「原石のかけらで2000円か…」と呟く旦那の横で
おばちゃん視線に負けた嫁が、くもの糸に引っかかっていた。
「あなた若いから、この位の大きさが似合うわよ。
これはシルバーだけど、
あなたが持っているプラチナのクサリに合わせればいいのよ〜」
「日本円ならマケてあげるし♪これくらいにね」
電卓をたたき、はじき出した値段は…
「220円?」
「これが160ドルで、これとピアスと三点セットで220ドルでいいよ。」
※$220≒2万4千円
「あの〜こっちの5千円の方は…」
「そっちは、これと輝きが違うのよ」
確かに色が薄い。
おばちゃんは次々と素敵な商品を出してきた。
「クローバー型もいいし花型もかわいい」
数時間後、
旦那のへそくりが無くなり、
嫁の手元には光輝くアメジストのペンダントがあった。
※日本円で買ったら半額にしてくれました。
さて次は海外旅行のお楽しみ『免税店で、お買い物』です。
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