直流回路(その2)目次電池に関する事項
電流計と電圧計電流計は測ろうとする電流が流れている抵抗に直列につなぎ,電圧計は測ろうとする電圧がかかっている抵抗に並列につなぐ.もし,電流計の測定範囲を大きくしたいなら,分流器を使う.電流計の測定範囲をn倍にするとき,電流計の内部抵抗の 1 / ( n - 1 )倍の抵抗を並列に連結すればできる.逆に倍率器を使えば測定範囲の電圧をn倍にできる.やり方は,内部抵抗のn-1倍の抵抗を直列に連結する. ホイートストンブリッジこのような回路で,検流計Gに電流が流れない時には以下の関係がある. R 1 R 4 = R 2 R 3 非オーム抵抗(非線型抵抗)抵抗値が電圧・電流の大きさによって変わる抵抗を非オーム抵抗とか非線型抵抗と呼ぶ.その関係を示すのが特性曲線.この問題を解く場合は,電圧V,電流Iを使って,回路の条件や問題の条件を勘案しつつ式をたてて,特性曲線と照らし合わせた交点を読む. 半導体,ダイオード抵抗率が導体と絶縁体の中間の値を持つ物質を半導体と呼ぶ.ゲルマニウム(Ge)とかシリコン(Si)とか.GeやSiの結晶にPやSbが微量混入すると,電子が余ってこれが電荷の運び手になる.これをN型半導体と言い,逆にAlやInが微量混入すると電子の孔(正孔,ホール)ができて,その移動によって電荷が移動する.P型半導体 このP型とN型を結合すると,順方向に電圧をかければ電流が流れやすいが,逆方向では電流を流しにくい性質のものができる.これがダイオード [ 物理難民を救うページ ][ 高校で学んだ物理 ] |