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臓 肝臓病の説明 肝臓病は異常が生じても症状がきわめて出にくい臓器です。 しかし、急性肝炎や進行した慢性肝炎、肝硬変などでは、注意しているといろいろな自覚症状に気づきます。その1つが感冒様症状で、急性肝炎の初期に見られ やすく、だるさや吐き気、食欲不振などを伴います。進行する と黄疸が出てきます。また、慢性的な肝臓の病気では、手のひ らの周囲や親指の付け根が赤くなっ たり、首筋や胸などにクモが手足を広げたような形で血管が浮き出したり、男性なのに乳房がふくらんできたりします。 ここでは、主にアルコールと関係のある肝臓の障害についての 説明です。 お酒の飲み過ぎでおこる病気 アルコ−ル性肝障害。 組織によって5つの病気の型に分けられます。 症状の程度によって「脂肪肝」「アルコール性肝炎」「アルコール性肝線維症」「肝硬変」などがあります。もっとも初期に起こる「脂肪肝」は、しばらく禁酒 するとすぐに治りますが、大量飲酒を続けると「アルコール性肝炎」や「アルコール性肝線維症」に進行し、さらに肝臓自体が固くなる「肝硬 変」になります。
肝臓病の補足説明 性肝炎 急性肝炎とは肝炎ウィルスに代表されるウィルスや、アルコール、薬剤などが 原因で発症する急性の肝障害のことです。肝炎ウィルスにはA型、B 型、C型肝炎ウィルスがあり、それぞれ感染する経路、病状、治療の方法は異なります。 A型肝炎は、生の魚貝類などの摂取による経口感染が主で、海外旅行帰 りの若いひとなどに多くみられます。 B型肝炎は肝炎ウィルス保持者からの血液や性交を介した非経口感染によることが多い。 C型肝炎は輸血等による血液感染 が主で、経口感染は認めません。 いずれの急性肝炎も初期の症状は、全身倦怠感、脱力感、食欲不振などで、風邪や胃腸障害のときの症状と変わらないため、黄 疸が出現して顔や手足が黄色くなるまで気付かないこともあります。 また急性肝炎は時折急速に悪化し、劇症肝炎という重症肝炎に陥って死亡する場合もありま すから要注意!です。 慢性肝炎 慢性肝炎は何年にもわたって持続的に肝炎が続く病気で、原因としてはB型、C型の肝炎ウィルスによるもの、自己免疫によるものなどがあります。 肝臓が長期間にわたって障害をうけるため、線維化して固くなり、最終的に肝硬変に移行することも少なくありません。疲れやすい、疲労がとれな いなどの症状 を訴えることもあります。 慢性肝炎では治療を受けていても肝臓の状態は悪くなっ たり、よくなったりを繰り返しますから、ちょっと肝機能の数値が下がったからといって安心はできません。 肝硬変 肝硬変は慢性肝炎の終末像で、進行性に肝臓組織が固く線維化してしまう疾患です。 原因としてはアルコール多飲、肝炎ウイルス感染、自己免疫など があげられますが、進行すると最終的にはほとんどの患者さんが、・肝不全(肝臓の機能の悪化)、・消化管出血(おもに食道静脈瘤破裂、『食道の病気』参照 してください)・肝臓癌、のいずれかの理由で亡くなってしまうという恐ろしい病気です。 肝臓癌 肝臓癌はわが国の男性では胃癌・肺癌に次いで3番目に多い癌で、その多くは肝硬変が発生母地となります。しかしながら最近は検査方法や治療技術 の進歩によって、多くの患者さんが早期発見され、治癒するようになってきました。肝臓癌には手術をはじめとして、非常に多くの治療法があります。 原因の臓器などのはたらき(腎臓。肝臓など、見えない場所にあるもの) 肝臓のはたらき 代謝 口から入った食べ物から消化吸収した栄養素を処理して、糖分や脂肪分をエネルギーとして蓄えたり、たんぱく質を「リポたんぱく」という体にあった形に作り 変えたりします。 解毒 アルコールや薬剤などの有害物質が体内に入ってきた時や、体内で発生するアンモニアなどの有害物質を酸化、還元、抱合(他の物質で包み込む)などして水や 脂に溶けやすい形に変え、尿や胆汁の中に排泄する 胆汁の分泌 胆汁とは、脂肪の消化を助ける液。肝臓で処理したいろいろな物質を材料にして胆汁は作られるが、その後いったん胆嚢に蓄えられて濃縮されてから十二指腸に 分泌される 肝臓病の症状 体がだるい、食欲がない、吐気がする、尿の色が濃い、体が黄色になる、 体がかゆい、手のひらが赤い、お腹が張る、足がむくむ、(男 性で)お乳が張って痛 い、かび臭い口臭がする、など 肝臓病の民間療法 慢性肝炎や肝硬変の場合、きちんとした治療と日常生活の工夫で肝臓の状態を少しでも安定させることが大切です。 仕事は肝機能と相談しながら行い、昼休みにはできれば横になって体を休めます。 食事では次のような注意が大切です。 1、たんぱく質、エネルギーを十分に摂る。 2、脂肪を摂りすぎない。 3、ビタミンA・B・C・E群を摂る。 4、ミネラル(鉄、 亜鉛、マグネシウム)を摂る。 5、ウコン ウコンにはアルコールの分解の過程で発生するアセトアルデヒドと いう二日酔いの原因となる物質の分解を早め、また胆汁の分泌を促進する働きがあります。 さらにウコンには殺菌作用もあり、腸内の有害な細菌を減らすのにも役立ちます。また強い渋みが唾液や胃液の分泌を促し、肝臓だけでなく胃の消化力を高める 効果もあります。 肝臓病の予防 アルコールと上手につきあうには、 個人差はありますが、1日に日本酒なら2合、ビールなら大瓶2本、ウイスキーならダブル2杯までが適量。 1週間のうち、2日はアルコールを飲まない休肝日をつくって、肝臓を休ませ ましょう。 すきっ腹では飲まずに、肝臓がアルコールを処理するために適当なつまみを食べながら飲むようにしましょう。 B型肝炎、C型肝炎の人は、飲酒によって肝がんの発生率が高くなるので、禁酒を心がけましょう。 |
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