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人畜共通感染症

中には、人間・ペット間で感染する病気もあります。
以下の点に注意して、楽しいハムスターライフを過ごしましょう。
@ハムスター、ケージ、排泄物を触った後は、手を洗う。
A口移しでエサを与える、キスする、人間用の箸でエサを与えるということをしない。
Bかまれたり、引っ掻かれたりした場合は、患部を洗浄、消毒する。
Cハムスターを飼い始めて、体調の変化がみられた場合、病院に相談する。


アナフィラキーショック
症状
  • ハムスターと一緒に暮らし始めて、鼻炎、せき、ぜんそくなどのアレルギー症状が出た。
  • 噛まれて、発疹や呼吸困難に陥る。
原因
  • ハムスターの唾液等に対するアレルギー症状。
対策
  • アレルギー症状がみられた場合、すぐに病院へ!(死亡例アリ)
  • ハムスターが飼えない状況になっても、捨てずに里子に出すなどの対応をしてください。
予防・備考
  • 日頃から噛まれないように注意する。
  • アレルギー体質の人がなることが多いが、そうでない人も罹る可能性アリ。
  • 噛まれて罹らなかった人も、再度噛まれた時は発症する可能性アリ。

皮膚糸状菌症
症状
  • 皮膚のかゆみ。
原因
  • 皮膚糸状菌(かび)の接触感染。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。

接合菌症
症状
  • 倦怠感、血栓増加。
  • 肺・脳・消化管の虚血性壊死。
原因
  • 接合菌の気道感染(吸入)、消化管感染(汚染食物)、皮膚感染(傷口)。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。
  • 湿気を取り除く。
  • ハムの皮膚病を放っておかない。

サルモネラ菌症
症状
  • 下痢、腹痛、嘔吐。
  • 高熱、意識障害、けいれん(重症)。
原因
  • サルモネラ菌。
  • 排泄物で汚染された食物を摂取。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。
  • ハムスター以外もペット動物の多くが保菌。

リンパ球性脈絡髄膜炎
症状
  • 発熱、頭痛、食欲不振。
  • ハムスターは無症状。
  • 潜伏期間1〜2週間。
原因
  • アレナウイルス属リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス。
  • 唾液、尿からの接触感染。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。

小型条虫症
症状
  • 発熱、頭痛、食欲不振。
原因
  • 条虫。
  • 糞からの接触感染。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。

レプトスピラ症(ワイル病)
症状
  • 発熱、腎臓疾患、黄疸。
原因
  • レプトスピラ菌(細菌)。
  • 排泄物による皮膚汚染。
予防・備考
  • 触った後は、手を洗うことを習慣付ける。
  • 他野生動物、ペット動物、家畜動物からの感染もアリ。

腎症候性終結熱(梅田奇病)
症状
  • 上気道炎、微熱、たんぱく尿、血尿(軽症)。
  • 発熱、血尿、死(重症)。
  • 潜伏期間10〜20日。
原因
  • ハンタウイルス。
  • 咬まれた。傷口・口からの体液・排泄物侵入。
予防・備考
  • ハムスターというよりは、野ネズミの病気ですが、 飼育中のラットからの感染例もあることから、ハムスターの項に載せました。

動物アレルギー
症状
  • 湿疹、かゆみ。
  • せき、喘息。
原因
  • 毛やフケに対するアレルギー症状。
予防・備考
  • 他の動物が大丈夫でも、ハムスターで発症する可能性アリ。
  • またハムスターが大丈夫でも、他の動物で発症する可能性アリ。
  • ハムスターが飼えない状況になっても、捨てずに里子に出すなどの対応をしてください。

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