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Kisuke's Story
2005/4/22、北斗&ひなたの待望の子供が生まれました。
その中で唯一男の子だったのが、きすけです。
北斗の子供なら、きっとむすたが生まれるよ。
という、私のわけのわからない話から始まった出産でしたが、
きすけはその言葉のように、
両親よりもむすたに似ている変な子でした。
ぷくぷくした愛嬌のある顔、
人懐こいしぐさ、
二足への執念・・・。
きすけは、私にたくさんの笑顔をくれました。
もらったエサは何でもよく食べるし、
病気もケガもケンカも一切しない、
飼い主に優しい可愛い子でした。
でも、別れは急すぎました。
まだ半年しか生きていないのに、
既往症も何もなかったのに、
あっという間に旅立ってしまいました。
その様子まで、むすたにそっくりで・・・
むすに似た子がいいな、なんて思っていたのが嫌にもなりました。
でも、立ったまま寝るような子は彼しかいませんからね。
それまでは、お別れは嫌だからせめて子を残そう、と
繁殖に力を傾けようとしていたのですが、
「僕はきすけだよ」
という訴えで、それも晴れたような気がしています。
きすけとのお別れは、納得できない面もありました。
でも、短かったにせよ、彼の生を否定するつもりもありません。
きすけは、彼なりに精一杯楽しく過ごしていたのでしょう。
在る場所は変わってしまったけれど、
きっと、きすけなら大丈夫だよね?
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