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Musuta's Story
引越しをし、近所に友達がいなくなってしまった焔を見て、
家族がハムスターを飼うことを提案してくれました。
早速、ペットショップへ行くと、運良くセールが。
エサと床材と生体のセットで500円。
しかも、残り1セット。
これは買うしかないな、と運命を感じました。
こうしてジャンガリアンノーマルを飼うことに決まりました。
ハムのコーナーへ行き、Jノーマルの中から
「小さくて元気で可愛らしい男の子」を店員さんに選んでもらいました。
ちょろちょろと動き回るハムたちの中で、すぐにつかまってしまった子、
それがむすたでした。
おうちへ帰ってゲージに入れてあげようとしたら、
買ったばかりの新品が壊れていたり、
受難はここから始まっていたのかもしれません。
本当は「HAL」と名付けられるところだったのに、
マヌケな飼い主の飼育メモ読み違えネタにより「むすた」になりました。
大好きな相棒北斗にいじめられ、大怪我をしてしまったこともありました。
太っただけで「むすた山」「はむまんじゅう」などと不名誉なあだ名を付けられたり、
膿瘍に罹ったりもしました。
でも、そんな受難も根性と人懐こさと愛くるしい笑顔で乗り越えてきました。
出会ってすぐ懐いてくれて、
どんなエサでも文句も言わず食べてくれて、
みんなに愛されるハムスター。
今でも小屋を見る度にそこにいるような気がします。
いつものように背中丸出しで、ひま種みたいに丸まって寝ているんじゃないかな。と。
うっかり脱走して北斗を見に行っているかもしれないし?
これからは、ろん太とじるしと仲良くね。
北斗も次に会うときは幸せだった話をしてくれるようにするから。
約束ね、夢星。
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