放火 ファイヤーゲーム



第一章 三人の脅迫者 (no_01_kyouhaku.pdf) 486kb
第二章 翳った夏 (no_02_natsu.pdf) 480kb
第三章 青春の蹉躁 (no_03_seishun.pdf) 614kb
第四章 二人目の放火犯 (no_04_houka.pdf) 539kb
第五章 真夜中のデート (no_05_date.pdf) 661kb
第六章 赤い幻視図 (no_06_genshizu.pdf) 633kb
第七章 残り火が一つ (no_07_nokoribi.pdf) 577kb



左知子の心の中にやどった危険な遊戯への誘惑。大学を中退し、寝たきりの父親の看病。
ボーイフレンドを奪った憎い同級生。冷たい目をむける世間の人々ーー。
いつもの呪いの言葉「火をつけて殺してやる。」
満たされぬ青春の 中でみつけた、ただひとつの人知れぬ愉しみ " ファイヤゲーム "。
左知子の指先にともった小さな火が、大きく燃えさかり、歴史の 中に佇む古い街並みを、
一瞬の火がつつみこむ。
屈折した若い女性の心理と性を描ききる、横溝正史賞受賞書き下 ろし第一作。